内容説明
ソ連邦崩壊という奇跡を起こした希代のオプティミスト、R.レーガン。世界を変え自国を失ったM.ゴルバチョフ。幼少期のトラウマを引きずったネクラな独裁者S.ミロシェビッチ。権力にしがみついた裸の王様Y.アラファト。独裁軍事国家に咲いた名花A.S.スー・チー。ベルリンの壁の崩壊で幕を開けた九〇年代。米ソ冷戦という歯止めを失った世界は、地域紛争というケイオスの時代に突入していた。国際ジャーナリスト落合信彦がこの激動の時代を演出した世界の巨人・奇人・変人に迫った。これぞ落合信彦二〇世紀リポートの集大成。
目次
第1章 90年代の土台を作った偉大なる3人(偉大なるギャンブラー―R.レーガン;ヴィジョンを持った鉄の女―M.サッチャー ほか)
第2章 ロシア「三流国」への凋落(錯乱のボリス雷帝―B.エリツィン;炎の性格破綻者―V.ジリノフスキー ほか)
第3章 動乱のバルカン(ネクラの独裁者―S.ミロシェビッチ;セルビアの怪人―V.シェシェリ ほか)
第4章 中東戦い永遠に終わらず(元祖偏執狂、大統領―S.フセイン;常識無用の中東 ほか)
第5章 アジアに起きつつあるパラダイム・シフト(軍事独裁国家に咲いた一輪の名花―A.S.スー・チー;間抜けな笑いをふりまく小心者―江沢民 ほか)
著者等紹介
落合信彦[オチアイノブヒコ]
国際ジャーナリスト。1942年生まれ。アメリカのオルブライト大学、テンプル大学大学院で国際政治学専攻。オイルビジネスを経てジャーナリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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