出版社内容情報
これが先進国の“正義”を蹴散らすビンラディンの“正義”だ!
「ビンラディンには、きちんとしたイスラム思想はない。だからスローガンで民衆の心をつかんだのだ」(著者・中田孝) イスラム世界ではイスラム法こそ唯一絶対の正義であり、その正義が遂行されない場合、ジハード(聖戦)で偽の統治者を打倒する義務があるとされていたものの、本来テロとは無縁だった。だがビンラディンは、民衆の圧倒的な支持を背景に、アメリカに対するジハードにテロを持ち込み、自ら殉教者になることを望むかのように暴走を続けた。イスラム原理主義研究の第一人者がビンラディンら武装闘争派の“正義”を徹底的に解明する。
内容説明
イスラム世界ではイスラム法こそ唯一絶対の正義であり、その正義が遂行されない場合、ジハード(聖戦)で偽の統治者を打倒する義務があるとされていたものの、本来テロとは無縁だった。だがビンラディンは、民衆の圧倒的な支持を背景に、アメリカに対するジハードにテロを持ち込み、自ら殉教者になることを望むかのように暴走を続けた。イスラム原理主義研究の第一人者がビンラディンら武装闘争派の“正義”を徹底的に解明する。
目次
序論 イスラーム原理主義の本質
第1章 ビン・ラーディンの半生と思想
第2章 あるサラフィー主義者の思い出
第3章 サウディアラビアとワッハーブ派
第4章 イスラーム解放党のカリフ革命論
第5章 「ジハード団」の組織構造
第6章 革命のジハード論
第7章 「イスラーム集団」の反政府闘争
第8章 ビン・ラーディンの湾岸産油国ネットワーク
著者等紹介
中田考[ナカタコウ]
1960年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了後、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員(至1994年5月)を経て、現在、山口大学教育学部助教授
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