出版社内容情報
シンザンをはじめ十のダービー名レースがいま甦る。
今や３千万人ともいわれる競馬ファンが現在の隆盛を支えている。本書は、ＪＲＡの機関誌ともいうべき「優駿」に掲載された日本ダービー観戦記の中から、寺山修司、古井由吉、佐藤愛子などが書き残した名文を再録、シンザンから始まる10のレースの興奮と感動を楽しめる。さらにレースのデータ、馬と人のその後を追跡した「蹄跡」を新たに書き起こし、オールドファンには思い出を、若いファンには歴史的な名レースを詳細に味わえる。
内容説明
競馬の祭典ダービーを舞台にした名馬の名勝負が今、甦る。「優駿」誌上に掲載された、シンザンからヒカルイマイ、シンボリルドルフ、ナリタブライアンなど１０のレース観戦記（寺山ほか、梶山季之、佐藤愛子、草柳大蔵、古井由吉、影山圭三、吉村昭、高橋三千綱、木村幸治）を再録。さらに当時のデータを掲載。その後の馬と人に迫った「蹄跡」を新たに書き下ろしたオリジナル編集による競馬ファン待望の書。
目次
シンザン―すべてはシンザンから始まった
ダイシンボルガード―本命馬スタート直後落馬、大波乱に騒然（梶山季之）
タニノムーティエ―Ａ・Ｔ宿命の対決、ムーティエ豪脚で制す（佐藤愛子）
ヒカルイマイ―さまざまなハンデを克服し、雑草の強さで強襲の栄冠（草柳大蔵）
タケホープ―怪物ハイセイコー敗れる、大観衆衝撃に声も出ず（寺山修司）
コーネルランサー―シード馬第一号キタノカチドキまさかの敗戦（古井由吉）〔ほか〕
