出版社内容情報
山根一眞のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真実録証言集第4弾! 遊び心から生まれた、世界一のラジコン・ヘリや世界最小の市販ロボット。海底6000メートルの海底油田や原発並み出力の水力発電機などのエネルギーに人生を賭ける男たち…
1995年1月17日大地震が関西を襲った。阪神・淡路大震災。この事態にメタルカラーたちはどのように対応したか。緊急停止した製鉄所の高炉や、建設中だった明石海峡大橋の点検など、復興に投じた熱き技術を巻頭にすえ、社会基盤整備とモノ作りに邁進するメタルカラーたちの証言で綴るシリーズ第4作。AV機器、世界最小のロボットから海底油田探査、地中送電線まで、揺るぎない日本の技術力を語り尽くした対談も数多く収録。
内容説明
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。20世紀は「新金属器文明」と呼べる。よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。山根のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集は、山根の魔術的なまでの聞き出し術によって、大小説をもしのぐ血沸き肉躍る大冒険物語として大人気を博してきた。これは同時に日本人の誇りを伝える歴史書でもある。
目次
第1章 復興の祈りと満ちる力
第2章 遊び心からの工業経済
第3章 エネルギーこそわが人生
第4章 未踏世界への重い疼き