出版社内容情報
今は亡き愛の作家が遺した感動の言葉
一九九九年十月、五十余年にわたる闘病生活の末に逝った三浦綾子。死の床で「私はまだ、死ぬという大切な仕事がある」という言葉を遺して。言葉──人と関わりあうための重要な手段。そこに、伝えたい気持ちと受けとめる謙虚な心とが美しく調和したとき、言葉は「言葉」たり得るのではないでしょうか。この本は、著者が日常の中でそのような「言葉」に接したときの深い思いを、時には感動し、時に自戒の念をこめて、思い出とともに綴った心にしみるエッセイ集です。
内容説明
1999年10月、五十余年にわたる闘病生活の末に逝った三浦綾子。死の床で「私はまだ、死ぬという大切な仕事がある」という言葉を遺して。言葉―人と関わりあうための重要な手段。そこに、伝えたい気持ちと受けとめる謙虚な心とが美しく調和したとき、言葉は「言葉」たり得るのではなないでしょうか。著者が日常の中でそのような「言葉」に接したときの深い思いを、時には感動し、時に自戒の念をこめて、思い出とともに綴った心にしみるエッセイ集。
目次
春の章(必ず治ります。今しばらくの試練ですからね;堀田は失敗も多いが、成功も多いだろう ほか)
夏の章(すまないねえ;泥棒さんですか ほか)
秋の章(人を責める時はね、相手が言い逃れが出来るように、逃れ道を与えて責めなければいけないよ;淋しい病気にかかってね ほか)
冬の章(貧乏人は金持ほど人に迷惑をかけてはいない;おんぶしないで!くせになるから ほか)