出版社内容情報
数え年十三の秋、嫁入り前の隣家の姉ちゃんに初めて性の手ほどきを受けた主人公・円太郎の陶酔と募りゆく好奇心…。九州の山里を舞台に、今や失われゆく天真にして爛漫たる男と女の世界を描いた叙情性愛小説。『週刊ポスト』好評連載。
時は明治の半ば。九州の片田舎に生まれた少年・円太郎の“おおらかな性の冒険”の数々。好奇心に満ち満ちた主人公・円太郎と村の娘たち、大人たちとの交情に人々の艶笑譚を、折りまぜながら描く平成の“抒情性愛”小説の世界。いまや刻々と失われ行く天真にして爛漫たる男と女の世界がここにある。
内容説明
九州の片田舎を舞台に、いま失われゆく天真にして、爛漫たる男と女の世界を描く“抒情性愛”大作。