感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
8
『ゴーマニズム宣言』を批判する論壇には、どこかで「所詮、漫画ごとき」という見下した意識が存在している。しかし、小林よしのりの強みは、その「所詮、漫画ごとき」が、マスコミが避け続けてきたデリケートな問題を提示し、膨大な文献と取材によって事実を明らかにしたうえで、それを世間に伝える力を持ち、多くの読者の支持を受けていることだ。つまり論壇は、「所詮、漫画ごとき」が暴く問題の本質のするどさがわかっているからこそ、「所詮、漫画ごとき」という観点からでしか、この作品を批判できないことを露呈しているとも言える。2009/10/11
猫村さん
7
★★☆☆☆ 興味深い内容だったが、結局、一方通行のやりとりだけで対談がなかったのが残念。相手が逃げたから仕方ないけど、いつか直接対決して欲しいもんだ。アイヌや北方領土に興味がなかったので勉強になった。天皇論の感想は大絶賛しすぎ、読んでないから何とも言えないが…。何かにとりつかれたような感想もあって少し怖かった。次回は何を取り上げるのか楽しみだ。2010/01/22
たー
6
すべてが正しい訳ではないだろうけど、こういう皆が避けて通るテーマに斬り込んでいく姿勢はこれからも続けて欲しい。2010/07/04
南註亭
5
今回のテーマは、アイヌ、沖縄、北方領土が中心。タブー以前にほとんどの日本人にとってなじみが薄いという事実がある。アイヌのネイティブ・アメリカン状態化を危惧するものは少ない。ちなみに佐藤優や田原総一朗は創価学会の準機関誌「第三文明」「潮」などにちょくちょく登場しているのだが意味深である。2012/03/31
しょうたろう
4
再読。アイヌは民族なのか?定義が難しいが、アイヌ利権に群がる連中がいることも事実。国民的議論をしなければならない話題だと思う。2012/02/27