サルからヒトへの物語

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サルからヒトへの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784093870948
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

森に棲むサルが、なぜヒトに進化したのか。サル学の権威が、人類の創世をわかりやすく説いた霊長類学の入門編。誰もが知りたいヒト化への道程を明らかにする。

目 次
 はじめに-人類創世記の語り部
第Ⅰ話-森林に生まれたサル
 1 サルとはどういう動物か
    空白の五〇〇万年を埋める ヒトはなぜサルから進化したか
    哺乳類からはずれたサル
 2 植物王国・熱帯雨林の攻略
    緑のショッピング・センター  毒をもって敵を制す
    虫食い競争に負けて  つまみ食いの効用
    消化を助ける〝腹の虫〟 ついに森を征服した
 3 ヒトは森の中で始まった
    肉食を始めたサル  ヒトは「道具を使うサル」といえるか
    シンボルとしての道具  必要は発明の母
 4 ヒトの祖先の生活像
    狩りをするチンパンジー  生活の知恵-トラブル解消法
    文化という橋を渡って
問答-はみ出しものの進化論

第Ⅱ話-家族をもったヒト
 1 サルの社会から見えてくるもの
    サル類のさまざまな社会  夜から昼への生活革命
 2 ヒト化への道のり
    家族とは何か  ヒトに近づいた類人猿
    サバンナ暮らしの処世術  サルの社会に近親相姦はない
 3 家族の始まりは父系か母系か
    雄の力が

内容説明

ヒトとは何か。そして、ヒトは、なぜ、サルから進化してきたのか。このみんなが知りたいテーマを、明快に解く、河合サル学入門編。

目次

森林に生まれたサル(サルとはどういう動物か;植物王国・熱帯雨林の攻略;ヒト化は森の中で始まった;ヒトの祖先の生活像)
はみ出しものの進化論
家族をもったヒト(サルの社会から見えてくるもの;ヒト化への道のり;家族の始まりは父系か母系か)
サルとヒトの社会学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

haru

1
サルとヒトの違いをすぱっと書き表してほしかった期待を崩されるもおもしろかった。「あとは自分で考えてごらん」というスタンスかな。動物も人間もそして草木も繋がっていることを改めて考える。新しい環境に自分を変え適応させていく動物と技術を持つことで新しい環境を開拓していく人間と。サルも遊び、ちょっとグルメ。運搬について。人の条件3つ。”独立して生きることは物質的にも精神的にも非常に不安。だから群れをつくり社会性というものが出来上がったのかもしれない”女子グループ。技術を持ちながらサルのように生きることは可能か。2016/06/18

ユッケ

0
サルからヒトへと進化していった過程を現在の類人猿の生態から推測する本。当然ながら猿から人間へ進化していく過程を知るには、何十万何百万の年を遡る必要があり、資料の不足から確実なことは何も分からないと言うのが最終的な結論になってしまっている感じ。当時の骨一つ見つけるのも苦労するのに言葉や文化などの形に残らないものが重要になってくるので仕方ないといえば仕方ないが。チンパンジーやボノボなど人間に近しい猿の仲間の勉強にはなった。2024/04/19

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