人間の由来〈下〉

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人間の由来〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 438p/高さ 23X16cm
  • 商品コード 9784093870696
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

集団となわばり、単雄群と複雄群、母系社会と父系社会、性と子殺し…など、サル類の生態・行動・社会を考察することで、「ヒトはなぜサルから進化してきたのか」を解明する。そしてそのカギは「家族」だった。

もくじ /霊長類の社会進化 (その2) 第一章 家族が人類を生んだ 1 生物社会学からのアプローチ 2 家族成立への五つ条件 第二章 森の単独生活者・オランウータン 1 密林に謎の類人猿を追う 2 「森の人」オランウータンの生態 3 凄まじい性の闘争 4 流動的な社会構造 第三章 一夫一妻制の社会 1 系統と形態 2 生態と社会 3 テナガザルのオイキア成立 4 ペア型社会からヒト化への道 第四章 単雄群の社会構造と子殺し 1 単雄群の成立 2 子殺しの社会 3 単雄群の社会構造 4 子殺しはなぜ起こるのか 5 単雄群の進化 第五章 ゴリラの社会に家族の起源を探る 1 人類家族の母体となりうるか 2 ゴリラの社会 3 家族起源論の可能性 第六章 母系社会と父系社会への道 1 複雄群の二つのタイプ 2 雄が離脱する社会 3 雌が移籍する社会 第七章 母系社会の家族像 1 家族の起源は母系か父系か 2 ゲラダヒヒ型の母系重層社会 3 母系重層社会からヒトの家族へ 第八章 父系社会の家族像 1 マントヒヒ型の父系重層社会 2 クラン、バンド、トゥループの構造 3 父系重層社会からヒトの家族へ 第九章 野生チンパンジ

内容説明

苛酷なサバンナへ進出したサルは、ついに家族という社会単位を生み出す。ここにヒト化への道は拓かれた。人類誕生の核心に迫る、日本霊長類学の到達点。

目次

2部 霊長類の社会進化(家族が人類を生んだ;森の単独生活者・オランウータン;一夫一妻制の社会;単雄群の社会構造と子殺し;ゴリラの社会に家族の起源を探る;母系社会と父系社会への道;母系社会の家族像;父系社会の家族像;野生チンパンジーの社会;解放された性;霊長類の社会構造の進化;人類家族の生成へ)