出版社内容情報
愛と幻想と家族。著者の精髄を集めた作品集
1950年代と現在の東京を往還し幻想的な物語が展開する「あの街は消えた」と「読んでいない絵本」、さらに老人の白昼夢のような時間を描いた「少し早めのランチへ」(以上短篇小説)、ビジネスマンの一日に流れ込む一瞬の幸福と死を切り取った2篇のショート・ショート。全国でロングラン、好評を博した俳優座の名舞台、家族の再生を描いた傑作戯曲「黄金色の夕暮」、芸術祭優秀賞、菊島隆三賞を受賞したテレビドラマのシナリオ「本当と嘘とテキーラ」。多彩な作品を1冊にまとめた魅惑の山田太一ワールド。
【編集担当からのおすすめ情報】
最近作『空也上人がいた』(中篇小説/朝日新聞出版)は現在5刷、20000部を超え、ブームとなっている著者のエッセンスが詰った1冊。
内容説明
30年も昔、大学生だった“私”が見た異様な出来事。奇妙な味の表題作など珠玉の短篇小説三篇。愛と幻想と家族を描いた小説と戯曲とテレビドラマ―山田太一の精髄を集めた傑作作品集。
著者等紹介
山田太一[ヤマダタイチ]
1934年東京生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所に勤務、木下恵介監督のもとで助監督を務める。1965年、シナリオライターとして独立。以後数々のテレビドラマの脚本を執筆。主な作品に「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「日本の面影」「ふぞろいの林檎たち」などがある。1988年長篇小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。1983年向田邦子賞、1985年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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