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逆説の日本史〈10〉戦国覇王編―天下布武と信長の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 401p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093796606
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報



井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

「天皇家処分」「抵抗勢力の大虐殺」…「破壊王」信長がニッポンを変えた!歴史学界の定説をすべて覆す。

目次

第1章 織田信長の変革編―「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争(将軍足利義昭に対する「アメ」と「ムチ」;世論を味方にした「将軍ロボット化計画」 ほか)
第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編―安土宗論にみる「宗教弾圧」の正当性(比叡山焼き討ちは「残虐」ではない;信長は「宗教弾圧」をしなかった! ほか)
第3章 新しき権力の構築編―信長の「大坂遷都」計画と安土城の謎(何が国家権力の正統性を保証するのか;義昭を「悪将軍」に陥れた信長の「十七条の意見書」 ほか)
第4章 本能寺の変―神への道の挫折編―明智光秀「信長暗殺」の真相(「自己神格化」によって天皇制に挑んだ信長の天下布武;世界初の鉄甲船を開発した信長の発想力 ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

88
平安楽土の世を築くために天下布武を目指した信長。前巻では、楽市楽座、武士傭兵化など軍事・領域支配や経済・都市政策の解説が中心であったが、本巻では、将軍政権、宗教勢力、朝廷の権威に対する戦略を考察する。本願寺焼き討ち、安土宗論など徹底した宗教弾圧が、信長以降現代まで日本に「政教分離」を根付かせている点は、歴史を考える上で重要だと納得。天皇制への挑戦は、本能寺の変により挫折したが、秀吉や家康の戦略から信長の意図が読み取れる。自己神格化、アジア支配構想、現世と過去の分離。和の維持のため天皇を包括する制度が必要。2023/02/05

背古巣

39
一冊丸ごと信長。信長はこう考えていたのだろうということを、資料と当時の常識から推測していく。歴史の専門家に対するダメ出しは、この巻では結構多かった気がする。比叡山や一向一揆という宗教的な部分も多くあったので、歴史家の宗教に対する無知。無関心への批判が多くなったのではと思う。あちこちで笑っちゃいました。織田信長についてはある程度知っていたつもりだが、こうして考察されると知らないことが多かった。「なるほど」の連続。面白かったですけど…。2021/07/25

とも

31
★★★久しぶりに読んだ逆説の日本史。まず感じのは、発刊当初のインパクトやどんでん返しは全くなくなった。時代が検証されているがためなのか、惰性になったためか。どちらにしても、読み続けるまではないかと。2014/09/07

Book・CaFe

28
戦国時代、織田信長の天下統一に向けての政策や時代背景などが詳細に描かれていた。 宗教戦争がない現代の日本は、織田信長の意思と行動の結果から生まれた大きな贈り物だった。 本能寺の変が起きることなく、織田信長が天下統一への道を、果たしていたとしたならば、日本はどうなっていただろうかと思いを馳せた。 歴史の奥深さを感じながら、知らなかったことを多く知り、視野が広がった1冊だった。2017/09/09

B-Beat

20
西郷どんが切っ掛けだった本シリーズ。幕末編に続く戦国編の第1弾。当然期待するのは最近懐疑的になった本能寺の変の真相。果たして光秀だけで信長をこの世から抹殺(死体が見つからないほどに)出来るものなのか。そんな気負いを持って読み進めた結果は……信長は日本の伝統的権威を超えるために何をしようとしたのか。う~ん、信長を改めて世界史的人物と再認識。しかしながらそれだけに本能寺の変の真相に迫る場面で拍子抜け。紙面の関係ということもなかろうになぜ?というほどに迫力不足。触らぬ神に祟りなしということでもないだろうけど。2018/11/01

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