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美の旅人

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  • サイズ A5判/ページ数 423,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784093791823
  • NDC分類 723.36
  • Cコード C0098

出版社内容情報

伊集院静がスペイン名画を紹介する絵画読本

 幼い頃から絵画に造詣の深かった著者が、はじめて本格的に取り組んだ絵画読本です。「人はなにゆえ旅をするのだろうか?」と問いかけながら、名画を指標に旅を続ける著者。スペイン全土を旅しながら、ゴヤ、ダリ、ミロ、ピカソら、巨匠たちの作品と生涯を独自の視点で読み解き、紹介していきます。109点の有名作品を収録した440ページオールカラーの保存版で、スペインの美しい風景写真の他、画家生存時の貴重な写真もふんだんに掲載。用語解説も充実しているので、絵画に詳しい人だけでなく、絵画初心者でも十分楽しめる1冊になっています。'98年~'00年の『週刊ポスト』連載(原題・「幻想絵画紀行」)当時から単行本化の要望が高かった作品が、ついに1冊にまとまりました。

内容説明

ゴヤ、ダリ、ミロ、そしてピカソ。旅して読み解くスペインの巨匠たち。初めての意欲的「絵画」読本。109点の作品を収録したオールカラー440ページの豪華版。

目次

スペイン カスティーリャ/アラゴン地方編(スペインの砂;幻滅通り;マハ(伊達女)の肉体
血を流す日常 ほか)
スペイン カタルーニャ地方編(異端の人、サルバドール・ダリ;少年ダリの仰いだ丘陵;寄宿生、ダリの純心;マリア原風景 ほか)

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県防府市生まれ。81年『皐月』で文壇デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかなか

11
幸福な、ありがたい読書だった。 伊集院静がこんな本を書くのかと手にした。 カッコいい文章を書く人だと思っている。ときにそれが気障に感じられることもあるけど。 文字通りスペイン各地、続編ではフランスを旅し、美術館を訪れ、絵を見つめ考察する。「絵画を観賞することは画家を見ることであり、時代を見ることだった」 語られているのは、画家の人生。なぜその人はその画家になったのか。この絵をどうしてその人は描いたのか。→2020/07/29

ランラン

5
著者からは絵画の魅力を教わった。著者の主観で難しい表現を避けて語ってくれているからだと思う。「体の内にある美の受容が感動を生む」のフレーズが突き刺さった。人それぞれ感じ方が違って当たり前で、それで構わないというスタンスに好感が持てる。2023/01/04

Koichi Tamura

4
スペインの美の旅。 巨匠ゴヤ、ダリ、ミロ、ピカソとその作品を巡る旅の記述。 僕もバルセロナ、マドリッド、ビルバオ各都市と周辺に美術館巡りで回ったので、読んでいて楽しかった。他のフランス編なども読みたい。 最近興味があるのは、画家同士の相互影響と在住地の影響について。 大好きなクレーを軸に来年は旅を設計しようかな?2014/10/30

ao

2
スペイン編 美術を巡る旅行記。ゴヤやダリ、ミロといった画家とともにスペインの近代、現代史についても知ることができる充実した内容だった。伊集院さんの語り口が味わい深いので、どんどん読み進めることができるので、スペイン美術に関心のある人にはおすすめできる。 あまり詳しくなかったスペインについて知識を深めることができて良かった。取り上げられていた画家では、ミロが気に入った。機会があったら、作品を観に行きたいと思う。2020/10/10

美幸

2
あー、面白かった。スペインの美術って濃い‼近代、現美ってあまり見ないんだけど興味が湧いてきた。2020/07/26

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