凛冽の宙

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凛冽の宙

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  • サイズ B6判/ページ数 452p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093791540
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本経済の浮沈の鍵をにぎる「不良債権」。バルク・損失先先送り商品…。その中で肥え太る悪玉たちの暗躍とは? 緻密な現場取材から浮かび上がった、不良債権の実態を描く新経済小説。ベストセラー『日本国債』の著者が、ついに「不良債権」にメスを入れた。

ベストセラー「日本国債」に続く長編経済小説。国債のディーラーたちに取材を重ね、約14万部のベストセラーになった「日本国債」では、日本が抱える財政問題に焦点を当てて、日本国債のディーラーたちと政界・官界との熾烈な抗争を描き大変な反響を呼びました。今回の小説では、ここ数年来の経済の最も深刻な問題であり、いまだ全貌がつかみきれない「不良債権」にスポットを当て、バブル経済が破綻したあと、不良債権がどのように隠蔽されてきたか、そしてその弊害がどのように経済全体、ひいては国民の税金までをも蝕んできたかを、証券会社や投資顧問会社の内幕を通して描いています。前作に続いて、また話題になる一作であることは間違いありません。

内容説明

「損失先送り商品」「サービサー」「バルク買い」―綿密な現場取材をもとに描き出した、不良債権に群がるカネの亡者たちの凄絶な闘いと日本経済の闇。不良債権の内幕小説。

著者等紹介

幸田真音[コウダマイン]
1951年4月滋賀県生まれ。米国系銀行や証券会社でディーラーや外国債券セールスを経て、95年『ザ・ヘッジ回避』(文庫版は『小説ヘッジファンド』)で作家デビュー。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りする意欲作を次々に発表し、国債入札の失敗をテーマにした『日本国債』は海外からも大いなる注目を集めた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

20
不良債権を安く買い取って、買ったときよりも高いお金を得て売る、債務者は不良債権切りに成功するが、しわ寄せは他の金融機関、さらに預金者にいくというあくどい商売を小説にした内容。2017/03/13

星落秋風五丈原

16
99年に金融監督庁は経営の悪化していた大正生命に対して早期是正措置を発動。それに動揺した大正生命の経営陣は希代の詐欺師と言われる古倉義彦(公判中)の罠にかかり、結局は翌年破綻に追い込まれる。本作品の準主人公はこの古倉義彦を下敷きにしてつくり出された。2003/08/07

terukravitz

5
★☆☆☆☆2013/09/29

だい

4
さらさらと読みやすい本ではあったが読後感がない。言葉が幼稚で内容に重みがないからか。あらすじも刺激がなく残念。もう1冊、話題作を読んでみることにする。2014/09/22

snowflake

2
だけど、あるとき私はとんでもないことに気がついた。そして、私と彼とは、基本的に求めているものが違っていることがわかった。まったく異質なゴールをめざしていたことを悟ったんだよ2018/01/12

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