出版社内容情報
日本経済の浮沈の鍵をにぎる「不良債権」。バルク・損失先先送り商品…。その中で肥え太る悪玉たちの暗躍とは? 緻密な現場取材から浮かび上がった、不良債権の実態を描く新経済小説。ベストセラー『日本国債』の著者が、ついに「不良債権」にメスを入れた。
ベストセラー「日本国債」に続く長編経済小説。国債のディーラーたちに取材を重ね、約14万部のベストセラーになった「日本国債」では、日本が抱える財政問題に焦点を当てて、日本国債のディーラーたちと政界・官界との熾烈な抗争を描き大変な反響を呼びました。今回の小説では、ここ数年来の経済の最も深刻な問題であり、いまだ全貌がつかみきれない「不良債権」にスポットを当て、バブル経済が破綻したあと、不良債権がどのように隠蔽されてきたか、そしてその弊害がどのように経済全体、ひいては国民の税金までをも蝕んできたかを、証券会社や投資顧問会社の内幕を通して描いています。前作に続いて、また話題になる一作であることは間違いありません。
内容説明
「損失先送り商品」「サービサー」「バルク買い」―綿密な現場取材をもとに描き出した、不良債権に群がるカネの亡者たちの凄絶な闘いと日本経済の闇。不良債権の内幕小説。
著者等紹介
幸田真音[コウダマイン]
1951年4月滋賀県生まれ。米国系銀行や証券会社でディーラーや外国債券セールスを経て、95年『ザ・ヘッジ回避』(文庫版は『小説ヘッジファンド』)で作家デビュー。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りする意欲作を次々に発表し、国債入札の失敗をテーマにした『日本国債』は海外からも大いなる注目を集めた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
星落秋風五丈原
terukravitz
だい
snowflake