昭和天皇 戦後〈第2巻〉「国民の中へ」

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昭和天皇 戦後〈第2巻〉「国民の中へ」

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093611022
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0023

出版社内容情報

50年を経た戦後日本の出発点を詳述した本書は、当時の日本政府とGHQとの交渉を中心にした改憲論議や、国民の中へとけ込もうとする地方巡幸のエピソードを中心に、昭和天皇の姿を描いた戦後史愛好家必読の書である。

太平洋戦争終結より6か月の日本は、いろいろな面で混乱していた。新憲法制定に伴う天皇制の問題、疲弊した国民の心、戦後初のメーデーや総選挙。GHQを中心とした戦勝国側の圧力…。混迷する時期に全国巡幸を決意した昭和天皇の胸中を去来するものは……。近代史の第一人者が、新資料を駆使してつづった渾心の作品であり、戦後の歴史に興味をもつ知識人のみならず、自分史を確認したい読者にとって、格好の解説書ということができる。本書は、以下のような内容で構成されており、当時の日本の姿がよく理解できよう。●昭和21年2月??憲法改正の諸問題の検討??天皇の東京巡幸●昭和21年3月??新憲法草案要綱の発表??米陸海軍合同会議??天皇自らが語る「戦争秘話」●昭和21年4月??戦後初の総選挙??政局不明による行幸の中止??天皇退位の提言●昭和21年5月??極東国際軍事裁判の開廷??公職追放などにより混迷する政界「週刊ポスト」誌上で連載時より多大の支持を得た作品であり、待望の単行本化である。

内容説明

太平洋戦争終結より六か月。天皇制を含む日本の新体制が議論される中、全国巡幸が問いかけたものは…。現代日本の原点からの歩みを第一級の資料と証言で綴る渾身作、第二巻。

目次

昭和二十一年 二月(憲法改正諸問題;東京巡幸)
三月(憲法草案要綱;米陸海空軍合同会議 ほか)
四月(対日理事会;戦後初総選挙 ほか)
五月(極東国際軍事裁判;混迷する政界)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

7
2巻目。1巻よりいいかも。新憲法について国務大臣松本烝治はGHQ側と激しく衝突し、意地を見せる。この時代、これほどまで占領軍に抵抗した人がいたとは驚きだ。一方で政局は混乱し、食料を求める人々の不満も噴出する。共産党は人々を煽るが、議会ではあくまで少数派。誰もが先の見通しを立てられず、必死にその日を生きている。そんな中で、強い意志を持って行動する人々の姿は目立ってくる。全てが手探りの時代に、戦後復興に果たした天皇の役割は大きい。2019/03/07

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