出版社内容情報
海を越えてやってきた少年の冒険物語
時は、16世紀中頃、村上水軍が、瀬戸内海を拠点に活躍した時代。
ある日、船乗りの父に連れられて、肌の色も、体付きも違う言葉を話さない少年ルソンが、カイトの家にやってきた。
「ようわからん」
言葉も通じないルソンに、とまどいを隠せないカイト。
ルソンは長い航海の末、奴隷として連れてこられたのだ。ルソンは、日本語を覚えるためにカイトの家に預けられた。ルソンは無表情で、何も話さない。
ある日、島のわんぱくたちが、ボロ船に乗って海に出ようと計画。カイトたちは、必死に止めようするが・・・・・・。
【編集担当からのおすすめ情報】
村上水軍が活躍した時代、瀬戸内海の島々には、水軍にまつわる数多くの民話が残されています。
この作品は、時代物とは思えないほど、少年たちが生き生きとした友情物語であり、冒険物語です。
海の向こうにひろがる世界に思いを馳せて、船を操る少年たちのハラハラドキドキの冒険を堪能してください。
内容説明
瀬戸内の海で水軍が活躍していた時代。南方からもどった船に乗せられて一人の少年が島にやってきた。「どっからどう見ても同じ人間だけれど、まったく自分とはちがう」とまどうカイトは、少年といっしょに暮らすことになる。―島の少年カイトと異国の少年ルソンの物語。
著者等紹介
土屋千鶴[ツチヤチズル]
1953年三重県生まれ。京都女子大学文学部国文学科卒。在学中「京女大短歌会」に入会し作歌を始める。短歌作品「風景」が第25回角川短歌賞候補となる。国語教師として中学高校で勤務した後、現在は作歌、創作に専念。「瀬戸内少年記―海人とルソン」で第26回小川未明文学賞優秀賞を受賞。短歌結社「塔」の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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