小学館文庫<br> 人間交差点 〈14〉

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小学館文庫
人間交差点 〈14〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091921246
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版。

▼第1話/不良▼第2話/いたみ▼第3話/雪の手紙▼第4話/約束▼第5話/火の空▼第6話/庭▼第7話/父▼第8話/坂▼第9話/猛女▼第10話/薄彩▼第11話/休日●あらすじ/病院の院長が補導された息子を引き取りに警察に来た。だが彼も、昔は相当なワルで、警察には度々やっかいになった人物だ。当時の彼を知る現・警察署長は、彼を更生させたものが何だったのかを問う。すると、意外な答えが返ってきた(第1話)。▼別れた夫が有名な俳優になり、幸せな結婚をしようとしている。そのことを知った女は、男と会う約束をとりつける。久しぶりに会う男を前に、彼女は何故か憎まれ口しかきけないのだった。ケンカ別れとなってしまうが、本当に彼女が言いたかったこと、それはふたりの間にできたひとり娘への伝言だった(第2話)。▼バレリ?ナのますみと哲也は恋人同士。だが、ますみの母親の反対で、ふたりは引き離されてしまった。自分の前から去った哲也を追って、ますみが最後にたどり着いたのは小樽。だがそこで、彼女は哲也の死という悲しい事実を知るのだった(第3話)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とみやん📖

2
お盆休みに、涼しいリビングでのんびり読む人間交差点は堪らない。 今回も大人の小説。壮絶な生き方を次から次へと紹介してくれる。 呆けたようにして生きていながら実は正気という筋の2作品「不良」「父」や父や母に生き方が似てくる「雪の手紙」「約束」「猛女」が特に印象的。その他、薄幸の女が求める独特な幸せを描いた「庭」「火の空」「休日」。親子の想いがすれ違う「いたみ」「坂」も良い。2023/08/12

kaikoma

2
哀しいストーリーには、やはり雪が似合います。舞台が都会でも地方でも、寒い雪の日の母娘を描いた物語は、どうにも重く感じます。憧れの職業の父親、母娘ではないですが教祖の母親、親子であっても人間関係の葛藤は続くのだというやり切れなさも有りました。2023/03/09

満月-ya

1
★★★☆☆2013/10/15

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