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出版社内容情報
野性の角鷹(くまたか)が鷹狩りの鷹となるまでの鷹匠との格闘やふれあい、北海道で実際にあった史上最悪の熊害の惨劇など、野性動物と人間との関わりを追った戸川動物文学と矢口高雄の画が融合したネイチャーものの決定版。
●登場人物/三本指(片目、右手の指が三本のカモシカ撃ちの名人)、飴色角(飴色の角とヒト並みの知能を持つ巨大なカモシカ)●あらすじ/昭和30年代、宮城県の七ケ宿近辺ではカモシカの密猟が盛んに行なわれていた。耐寒性に優れた毛皮と美味な肉、そして特に高価で売買される角が密猟者に狙われていたのだ。そんな密猟者たちが血眼になって追い求めたのが、極上品として取り扱われる飴色の角を持つ牡のカモシカであった。ある日、地元の男が仕掛けた罠に、“飴色角”と呼ばれるカモシカの家族と思われる若い牡がかかった。“飴色角”は高い知能を持つ牡で、何人もの密猟者に狙われたにもかかわらず、生きのびてきた伝説のカモシカであった。そんな時、長年この飴色角を追い続けてきた男、通称・三本指が七ケ宿に現れるのだった……。