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出版社内容情報
巨匠が描く、科学とオカルトの融合した世界
主人公・雨宮 瀑(あまみや たき) には脳がなかった。だが普通に生活し、脳がないとわかってからは兄の霊、それもなぜか無数の霊を見たり会話することもできる。瀑の前で次々に不思議な事件が起き始める。羊ヶ山(ひつじがやま)団地の怪事件、そしてインテリジェントビルで起こった謎の爆発事故… そして脳がないことを悩む瀑がたどり着いた、この世界の秘密とは…?
【編集担当からのおすすめ情報】
最新の科学トピックを盛り込んだSFにして、この世界への根源的な問いかけを含む哲学の書、さらにいわゆるオカルトの世界に切り込んだ挑戦作でもあり、そして何よりも第一級のエンターテインメント!! こんな離れ業ができるのも、筆者ならでは。画業40周年の総決算、という意気込みが伝わってきます。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
77
第2巻目は前回から続いていた話で団地の半分を士はする女教祖がインチキを暴露されさらに何者かに殺害されます。団地全体を頭の脳のような感じで分析したりします。また他の研究所へ行ってミケランジェロの絵画に脳が隠されていたりとか、量子コンピュータが出てきたりとか楽しめます。主人公の頭には脳がないということなのですがこの世界全体が主人公の脳内世界のような感じです。2017/12/12
sin
35
果たして意識とは何であろうか?自分を自分足らしめるもの…自我。しかし其の意識自体は肉体を離れて存在しうるものであろうか?否、魂の不在!もし魂が不変なら時の移ろいに関係なく全ての己の存在した時間に偏在するのではないだろうか?たとえ過ぎ去った時間にも、いまだ存在しない時間といえども!そうであってこそ己の肉体が亡び去っても魂の存在が約束されるのではないか?ただ今この瞬間にのみ感じる意識などはこの身の影に過ぎない!これから物語は意識をどう表現していくのだろう。2016/08/22
ぐうぐう
13
巨大団地の、古くからの住人が多くいる西側と、最近移ってきた若い世代が多くいる東側、それを右脳と左脳に見立てるアイデアにハッとさせられる。さらに、ミケランジェロの『アダムの創造』に脳が暗号として描かれているとする推理。思わず『宗像教授』シリーズを彷彿とさせる、これは展開だ。どんどんおもしろくなってきた!2016/05/11
5〇5
9
第2巻から新章へと突入していく。これが、想像を超えた展開になるところが素晴らしい! ロボット、パラレルワールド、無数の無意識からなる意識・・・。これらが次々と繰り出される。さらに、後半ではさらなるスペクタクルが待ち構えている。早く、つづきが読みたい!2019/10/03
じゃすみん
5
今度は表紙の加工が水飛沫に(><) 左脳と右脳、東棟と西棟。 超能力信じる派と信じない派の能力発揮差も興味深かったですよ。当てない方向に頑張るのねw そのままロボットも加えてスピリチュアルな方向に行くかと思いきや……平行宇宙とはまた壮大でどうしましょう2016/09/08