感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
14
ここまでBookLiveの期間限定版で読みました。 この巻は日本海溝の調査で終始した感じでしたね。小野寺さんは原作の第2部でも活躍しますが、この辺からしんかいのオペレーターとしての突出した技術が出てくるのが良かったですね。 数学者の中田先生が出てくるのはもう少し先なのでしょうね。この方も割とキーパーソンです。 映画等はもう一つでしたが、これはかなり良いですね。作者に力があるのでしょうね。2022/12/14
Q
12
KU なかなか面白い。小野寺の日本論に共感するところあり2021/10/26
exsoy
12
理解出来ないという恐怖2011/01/31
文句有蔵
7
あまりにもリアルで、肺が押し潰されそうだった。日本海溝の絶対的無音、漆黒の闇。1平方センチに対して1tもの圧倒的水圧。その「イヤな感じ」を、計器は何も観測しない。しかし人間の感覚は、巨大な万力に締めつけられる感じを覚えるのだ。……作者の画力と文章力が、カプセルに入った私をとぷんと海中に放り込み、自重によってどこまでも沈み込ませてゆく。そのリアルな閉塞感。息苦しさ。……縦横無尽に語られる物理学とその歴史が、見事な調和で作品の質を高めている。語り過ぎていないのだ。これは驚くべきことだ。傑作である。2014/05/27
むきめい(規制)
6
深海は怖い世界だ。音がないのに迫力がある。2017/01/09