- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > レディース
- > 小学館 プチフラワーC
出版社内容情報
父親に捨てられるという過去を持つ双子の兄弟、英一と英二。彼らはそのいまわしい街に戻り土屋と名乗る男と出会うが…。感性豊かなコミカルストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三太
2
≪ややネタバレ≫英一、英二の双子を軸に、はじめのうちは、毎回ゲストが現れ1〜3話位で完結していた構成が、後半はひとつの物語になり事態は深刻になる。主観も、英一から英二に変わっていく。 もう、それしか終わりはないだろうとわかりながら、もう二度と会えないとわかる永遠の別れのラストに何度読んでも泣けてしまう。2014/08/11
Kyo's
1
二十年ぶりくらいに再読。同じ顔なのに、色気のある英一と幼さの残る英二の書き分けがすごい。全編通して読後感に切なさが残る。透明感のある美しいストーリー。最後はこれしかないんだろうなと思いつつ、いつか英一にはまた会えるよねと信じたくなる終わり方が好き。2015/07/13
ty.
1
兄弟像を見るといつも涙が込み上げてくる。英一は今どうしてるのかな。英二は元気かな。いつかひょっこりと、歳もとらない妖精みたいな顔した英一が帰ってくるんじゃないかと心のどこかで待っている。