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出版社内容情報
人間離れした力を持つ少年、ランポがジェファン神国から逃れてきた巫女、ヨシノを助けたことから、神国軍と戦うことになる未来派冒険活劇。
●あらすじ●超人的な身体能力を持つ少年、ランポは勾玉の導きにより煌居(こうきょ)を訪れる。病棟のヨシノをつれて脱出する途中、マスラオと対峙するランポ。「ぶちのめしてあげて!」というヨシノの声に応え、かれの拳がさく裂する。そのころ、夢界島ではすべての電力が突然遮断される。そして、爆発音とともにタワーが傾き、フガクの極光(オーロラ)が空に舞う! 突然の異変に、やむを得ず戦いを中断してタワーの調査へ向かうマスラオ。かれがそこで見たものは、フガクの再生のため、犠牲にされるシロタエ媛の姿だった。媛の身体を分解し、フガクと同化させるというヤスミ総理に、マスラオの怒りが爆発。ついに神国に反旗をひるがえす。一方、マスラオと別れたランポはヨシノとともに、再生したフガクの姿を見る。口から巨大な爆弾を吐き、海に穴をあけるフガクを前に、ヨシノがした決意とは……? ▼第13話/過去と未来▼第14話/再会と不和▼第15話/男と男▼第16話/繁栄と代償▼第17話/変革と保守▼第18話/誇りと覚悟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
unknown
2
ここまでくると少年ものバトルマンガの域を完全に越え、ランポ、ヨシノ、マスラオを中心とした群像劇という面も見え始め、面白さにもますます拍車が掛かってくる(一方で、ローズの存在がやや薄くなり始める。主人公のライバルキャラ的役割はマスラオにとって代わられた感)。また、核抑止論ネタも入ってくる。フガクが示威行動として発射したミサイルの名称が<佳句爆弾(トゥルーライズ)>なのだが、別冊コロコロでこのシーンを読んで元ネタがわかったちびっ子は当時どれだけいたのだろうか。2012/06/08
小川一輝
0
小学生の頃に別冊コロコロで見かけた時とえらくマスラオの趣きが違うなと思っていたらこんな後半で自己更新してたんですね(笑) 当時小学生の目には悪役ルッキンでかなり怖かった思い出があります。自分はこの巻の最期に収録されているレース回から読み始めたのでその回は完全に記憶と一致していて我ながら驚きました。そしてこの奇妙に魅力的なジャポニスムが内包するファシズム-ナショナリズムにしっかりと「涯人」排斥描写がこっそりと忍び込ませているところなど現在だからこそ読み直したい作品でもあります。巫女を人柱にして目覚めた大日本2017/09/25
Zuubo
0
マスラオついにキャストオフ!雷使い(ストリーマー)に目覚めたランポと激闘を繰り広げるも!?…そしてついに古の神フガクがその姿を現す!2013/06/16