感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
30
2017年298冊め。収録されている『定年退食』が読みたくて全編再読。食料の配給を定年打ち切りにするというのは当然人道的にあり得ないし、高齢者に不利になる法案は高齢有権者の大反発必須であるのが現実だから、この作品中の選挙はどういうものだったのかと気になってしまうのである。 2017/08/16
扉のこちら側
10
再読。定年退食という短編が凄い。地球規模の食糧事情の悪化により、職業ではなく「人間の」定年制度が導入された日本という設定。73歳以上は年金、医療、食糧配給も打ち切りされるようになり、子ども達が分けてくれる食事も拒み静かに日々を過ごす一人の男性。高齢者を襲う悲劇を、ドラえもんと同じ親しみのある絵で描くものだから恐ろしい。2012/10/28
扉のこちら側
1
初読。2012/02/17
扉のこちら側
0
再読。2012/02/19