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トルーマン・レター

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087752854
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

合衆国大統領トルーマンの私信には、原爆投下の真相が!?偶然「手紙」を手に入れた元新聞記者・峰先は、かつての恋人とともに、諜報戦の渦中に…。サントリーミステリー大賞作家、渾身のサスペンス。

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年、岡山県生まれ。慶応義塾大学工学部卒業、大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。79年、原子力学会技術賞を受賞。94年「メルト・ダウン」で第一回小説現代推理新人賞を受賞。99年「イントゥルーダー」で第十六回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。エンタテインメント界に颯爽と現れた大型新人として注目を集めている。現在神戸市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

33
興味あるテーマだったので手に取りました。意外とハードな内容にびっくりでしたが、濃い内容でした。2021/02/06

アキ

14
カリスマ的魅力に富む若き米大統領の平和祈念式典公式参加という歴史的な出来事を控えたある日、元新聞記者の主人公が“偶然”手に入れた「トルーマン・レター」。自筆とみられるその手紙に記された、憎悪にまみれた先の「原爆投下」という大統領の決断。71年目の亡霊のごとく国際情勢を一変させるその内容に、国際間の陰謀入り乱れての争奪戦は“必然”に。米大統領訪日をピークに争奪戦とその真偽は決着へと向かい…。5月に広島へのオバマ大統領訪問があったばかりで、広島・長崎の慰霊の日を目前に真に迫った物語としての醍醐味がありました。2016/08/07

k-katayama

8
この作品は、2001年5月。21世紀の作品だが、21世紀を迎えるためには、やはり、戦争の20世紀を国も国民も、個人も まずきちんと整理してからでないとだめだ。そんな思いで読了した。この時はまだ、中国経済が大ブレイクしていなかったのだが、日本人が日本人として、アジアと世界とどう付き合っていくのか、その際、侵略戦争のけじめは、原爆の受け止め方は、日米安保条約の扱い方は、・・・・ 日本人として避けて通れないことが山ほどあることを、この作品はきちんと指摘している。そして今、現国会で審議されている法案の行方は。2015/09/14

鈴と空

2
突然手に入った謎の手紙の内容は(不愉快な内容だけど)とても興味深いし、手紙を狙っているらしい謎の組織とさらに目的不明の別の組織の登場にはハラハラもする。けど、あまり楽しい・面白いと思えないのは何故だろうな……。2010/10/26

いずみ

1
政治的な陰謀と暴力(いろんな意味で)が複雑に絡んで、登場人物が巻き込まれるあたりは読んでてくらくら(特に島田記者が~)。そして米国大統領、原爆、沖縄問題、冷戦後世界の覇権抗争など、テーマも何重にもなってるので正直、読みづらい。かえって、テーマがひとつひとつ、きれいに切り取れないからこそ現実の解決はより困難だということを思い知らされるような気がした。しかし、人々の心のつながりができるのなら、困難であっても先へ進む・解決に近づく力になり得るのだともとれる終わり方。ほんとうに、そうあってほしい。2013/06/22

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