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小美代姐さん花乱万丈

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087752335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

花も嵐もひとっ飛び!?大正十四年一月五日、産婆も仰天、浅草に巨大女児誕生!長じて人気芸者となった小美代、芸を極め恋に生き、時にひとり涙する。激動の時代を駆け抜けた女の、昭和爆走半生記。群ようこの新境地!渾身の書き下ろし小説。

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、本の雑誌社勤務などを経て、84年「午前零時の玄米パン」でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねむねむあくび♪

44
NHKの朝ドラのようなお話。産まれた時から始まって、苦労も苦にせず、明るくたくましく生きて行く小美代こと美代子。後半は都合のいい展開が増え、水戸黄門のドラマのようだった。マイペースに我が道を進む美代子が痛快。一気に読めて面白かった。2013/03/31

そうたそ

21
★★★☆☆ 大正生まれの小美代姐さんの一代記。見た目は決していいとはいえないが、たいそう器量が良い。どんな時も明るく気丈に振る舞う小美代には、人を惹き付ける魅力があった。順風満帆とはいえない人生でも、不幸もはね返すような気丈さで生き抜く姿はとにかく勇ましい。群さんのユーモアも随所に見られる面白さで淡々と描かれているが飽きることがない。こういう女性像は今ではすっかり古いものとなってしまったんだろうなあと思う。そういう意味では大正、昭和、平成を経て女性観は随分と変わったものだ。2017/12/31

星落秋風五丈原

15
大正14年1月5日、産婆も仰天するほどの巨大な赤ん坊が浅草に誕生。美代子はある時父親に連れられて行った『提灯がいっぱい下がってて、大きくてきれいなおうち』に一目惚れ。長襦袢を着たきれいな女の人の存在や父の「お母さんにはここに来た事を言ってはいけない」発言でその場所がどこか、すぐに見当がつく。父親が「2時間ほどで帰ってきた」くだりや、美代子の感想「お父ちゃん、来る前よりきれいになった」などが、駄目押し!「クスリ」どころではない怒濤の爆笑ロードが始まった。 2003/02/09

hiromura

8
大正14年生まれの美代子が好きで選んだ芸者の道。東京大空襲などの激動の時代を歩んできた小美代の50歳まで。自分の母と同年代ながら知らないことばかり、興味深かった。2016/03/20

森の猫

4
小美代姐さんのあっけらかんとしてて、明るく強く頼もしい物語。 「向い干支」と言う新しい縁起物を知りました。こう言うの好きだなぁ。 物を処分して暮らすを目指しているのに。干支の置物とか増やしちゃいそうで、実にまずいです。2014/06/21

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