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ああ正妻

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087748512
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

奥さんという問題、夫という病。ゴールインしてから始まる物語。

著者等紹介

姫野カオルコ[ヒメノカオルコ]
1958年滋賀県出身。’90年、公衆道徳を厳守する学生の物語『ひと呼んでミツコ』が初の単行本。他に、直木賞候補となった『受難』『ツ、イ、ラ、ク』『ハルカ・エイティ』をはじめ、著書多数。作風は多様ながらも、独特の視点からの独特の筆致に男女双方の読者からの支持がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里季

56
ああ、おそろしや、この「正妻」。情けない小早川氏はどこまでも情けなく、それがますます妻の怒りに火をつける。ここまですごいといっそ潔く小気味よい。カオルコさん、凄っ!2017/04/17

taiko

53
お嬢様育ちの悪妻?強烈な雪穂と結婚した正人の悲哀の日々。他人事として、興味深く読みした。離婚しようとしても、さらに面倒なことになるだろうと、我慢をし続ける正人。苦笑いしか出ませんでした。逆襲も、全然逆襲になってないし、このまま終わりのない毎日が続くだろうと思われる終わり方に、なんとも言えない読後感を持ちました。これって、やっぱり、ノンフィクションなのでしょうか…。私は夫を大事にしよう、と、改めて心に決めました。2015/12/31

えりこんぐ

43
タイトルに惹かれて、姫野カオルコさん初読み。キョーレツな妻・雪穂と逆らえない夫・小早川。とにかく奴隷のように自由がないのに、キレもせず結婚生活を続けられるのは正に修行僧!そして理想の夫像(笑) 中盤で退屈に感じる箇所はあれど、面白かった。2015/11/12

巨峰

40
高校時代の友達の奥さんがまさにこんな感じ。まあ、彼にはここまで収入はないやろけどね。結局、雪穂にしても、優しさやら思い遣りがないのよ。でも、夫の反撃もショボすぎで、愕然とした。2013/02/16

あっ!chan

35
強烈なキャラの悪妻雪穂…まあ旦那の正人もそれなりキャラだとは思うけど、小説と言えどもでも凄いなぁ♪女性の本質をデフォルメしているとはいえ(ご免なさい…)、大ママ、ママ、チーママとはよく例えたりと思う。荒唐無稽の展開の間に挟まる川田教授の男女分析も傑作だったけど、これ読んで結婚を悲観的に考える未婚者が出てこないことを願うばかり(そんなわけないか…)。2016/12/02

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