内容説明
落としてしまったイヤリングがかえってくる夢を見た頃、やってきた転校生・良平(アキラ)。詰襟の学生服に太い眉と大きな目。良平は女の子だった。女同士の良平とあたし…。多感な世代のセクシュアリティの揺らめきを描きだす。女同士、これは友情か恋か。“女の子なのにあたしを好きだって言った”甘くてせつなくてビタミンたっぷり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
0
19980717読了 図書館借
まめしば
0
良平の変化が妙に生々しかった。瞳をずっと思い続けてるんだけど、色々なわだかまりがあって変化せざるをえない良平がなんだかかわいそうで読むのが辛かった。瞳もはっきりすれば良いんだろうけど…。この関係は難しい。2010/12/24
ナンナル
0
不器用な恋物語。女同士の恋愛というにはその部分の葛藤は少なかったな。その気持ちがどんなものであるのか掴めていなかったからだろうか。これから二人はどう転がって行くのかわからないのが現実的ではあるな。ただ、盛り上がる部分や読ませる部分がないから少々退屈だったな。2010/10/16
wm_09
0
底抜けに明るい半分コメディのような話かと思いきや、後半にいくにつれて良平(女)の翳が出てきて面白くなってくる。ああいう風に壊れていく恋人を見るのは確かに辛かろう。最後にまたコメディに戻ってくれて救われた。天王はるかファン必読の書ですね。(ローウェル嬢)2009/12/25
逸
0
見つけてつい買っちゃった。2009/07/02