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内容説明
電子メディアの迷宮で21世紀のアートが渦巻くテクノ・ジェネレーションのための脳内麻薬批評。
目次
テクノデリック
勝利のブキウギ
踊るモンドリアン
トランス・アトランティック・ラジオ・アクティヴィティ
人間もどき
クネクネした世界
リキテンスタインの鏡
黄色魔術
マーティン・デニーとギルバート&ジョージ
愛と黄金―ドイツ・アメリカ友好関係〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
47
☆評価保留。いやはははは・・・・。タイトルからしてYMOだし、名前がノイ!だし・・・。というわけで読んでみたのだが、大混乱してしまった。一応一通り読んでみたが、1996年5月の時点で、テクノに影響を与えたモノ、テクノから影響を受けたモノを集めて論評、というよりインスピレーションを受けて文章を構成した、と言うべきか。理解がおっつかなくって爆沈した。けど出てくるのはクラフトワーク、YMOは当然として、DEVO、アンディ・ウォーホル、コニー・プランク、カン、ノイ!、グルグル、クラスター、ロイ・リキテンスタイン↓2020/06/10
ザフー
13
人類の単純にして最大の、そして見逃される《技術》。あるいは技術そのものの祖であるような《鏡》。ジミヘンのフィードバックギターに、イーノの聴いたエルヴィスのギターのエコーに、コンロンナンカロウの自動ピアノという頭のないゴキブリに、体のみが存在しているようなハードコアテクノとヘヴィメタルギターの相似に、ケージの沈黙と生命自体という音楽に。論理のハウリングを轟かせながら、椹木は論を奏でる。あなたの眼に映る私、私の眼に映るあなた——道具以前に遡航した眼球、「瞳という鏡」は《鏡の煉獄》の絶望に入れる亀裂たりえるか。2023/06/20
karatte
1
読了日不明。帯に記された謳い文句"電子メディアの迷宮で21世紀のアートが渦巻く テクノ・ジェネレーションのための脳内麻薬批評"と、その背後を埋め尽くす大量の事物・事柄・人名をざっと見ただけで、大体の内容が判るという親切設計。名前からして"ノイ"だもんなあ。