内容説明
身のまわりのテクストも、レンズしだいで…。表層の“読み取り”からテクストの核心を衝く篠沢文体学への誘い。
目次
法律言語をめぐって〈存在の様態〉について
新聞言語をめぐって〈無規定箇所〉について
腰巻きテクストをめぐって〈自然状態〉について
ハーレクイン・ロマンスをめぐって〈視点保持者〉について
新聞標語をめぐって〈対人文体素〉について
歌謡曲の詞をめぐって〈ファソン〉と〈モード〉について
科学雑誌の記事をめぐって〈書き出し〉について
番記者記事をめぐって〈対象人物の実体化〉について
命名行為をめぐって〈書き手の実体化〉について
逆転イメージをめぐって〈相対深層理論〉について
表現の段階をめぐって〈言語的実在〉について
継起的読み取りをめぐって〈根源心象〉について