コーリング・ユー

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717877
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第34回小説すばる新人賞受賞作

海洋研究所に勤めるイーサンと飼育委員のノアのもとに、国際バイオ企業からある依頼が舞い込んだ。世界環境を救うかもしれない微生物を収めた貴重なキャニスターを、シャチを訓練して海底から回収して欲しいという。間もなく訓練用の仔シャチが到着。イーサンはセブンと名付けられたそのシャチが愛情深く、他動物と言語によるコミュニケーションが出来ることに気づく。しかしここに来る前にいた海の世界では、セブンはカイという名で、好奇心が災いし、従姉のエルと共に人間に捕獲されたのだった。ある日、外洋での訓練中、離れ離れになったエルが苦境にあることをクジラから聞いたセブンは、心配のあまり不調に陥る。その様子を見たイーサンは、苦心の末、セブンの不調の原因を突き止め、ミッション終了後にシャチたちを故郷の海に帰すことを決意する。果たしてセブンは無事ミッションを遂行することが出来るのか――。

永原皓(ながはら・こう)
1965年長野県生まれ。千葉県在住。中央大学文学部卒業。

内容説明

海洋研究所に勤めるイーサンと飼育員ノアのもとに、国際バイオ企業からある依頼が舞い込んだ。世界環境を救うかもしれない貴重なキャニスターを、シャチを訓練して海底から回収して欲しいという。セブンと名付けられた仔シャチは、愛情深く、他の動物とコミュニケーションできる能力があった。ここに来るまでにセブンは、遙か遠いロシアの海で従姉のエルと共に捕獲され、離れ離れにされていた。ある日、外海での訓練中、セブンは近づいてきたクジラからエルが苦境にあることを知らされ…。第34回小説すばる新人賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばう

72
★★★★ 信じられない。私がシャチの物語を読んで涙を流すなんて。そもそもシャチとサメの区別も出来ないような私がシャチが主人公の物語を読むなんて。海底深くに沈んでしまった貴重なキャニスターをシャチに回収させる、という絶対私が手に取らないジャンルの話なのに読み始めてすぐに物語の、特にシャチのセブン(カイ)の虜になりました。これは一頭の類稀な才能を持つシャチと、彼と深い信頼関係を築いた人間達の物語。もう絶体絶命かと思われた時、奇跡が起こります。久々に静かな、そして熱い感動を味わえたお話でした。2022/10/14

榊原 香織

63
良いですね。今話題の動物言語学 知能の高いシャチの冒険小説。 これがデビュー作。さらっと書いてますが、魅力的な人物が多くて、その後が知りたくなる。 主人公の名前がイーサン、というのが個人的に嬉しいw2023/07/30

ナミのママ

60
昨年に続いて面白いテーマの受賞作品。シャチ2頭の会話から始まる。気持ち良さそうに自然の中で泳ぐ子どものシャチ。捕われ、人間の事情から2頭は引き離され、1頭はミッションのための訓練を受ける。2ヶ月弱という短期間の人間とシャチの交流を綴った小説。特殊な能力を持つシャチ。研究員と飼育員の2人。ファンタジーの優しいストーリーで楽しめた。ミッションの内容が重みがあるのにサラッと終わってしまったのだけが残念。【第34回小説すばる新人賞受賞】2022/03/28

ぶんこ

59
シャチは母系家族で、生涯を肉親と共に過ごす。仔シャチのカイは好奇心旺盛で夢中になって遊んでいて人間に捕まえられる。従姉妹のエルはカイを心配して網に飛び込む。カイはアメリカの海洋研究所でイーサンとノアという心優しい誠実な人と信頼関係を築き、世界を救うかもしれない任務に就き全うする。そして鯨から教えられたエルの現状。イーサンはエルを救うのに奔走。水族館でシャチをみるのが好きでしたが、家族から突然引き離されてきたのだと、今更ながら気づく。イーサンとノアがカイ(セブン)を「ゴーホーム」と帰した場面に感涙。2022/10/25

たか

54
親戚から『友人が書いた本なので、良かったら読んでみてね』と勧められた本。 ▼海洋研究所に勤めるイーサンは、シャチを訓練して、海底に沈んだ船から貴重なキャニスターを回収してほしいという依頼を受けた。 研究所に連れて来られたセブンは、愛情深く、優れた能力を持つ仔シャチだった。訓練により、日増しに信頼感を増していく、イーサンとセブン。果たしてセブンはミッションを遂行できるのか…。▼ とにかく、セブンがかわいい🐬若干文章が分かりにくいところがあったけど、これからに期待の作家さん。心が洗われました。Cー評価2022/09/12

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