本日も晴天なり―鉄砲同心つつじ暦

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本日も晴天なり―鉄砲同心つつじ暦

  • 梶 よう子【著】
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  • 集英社(2021/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087717464
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

時は幕末。江戸城下、大久保の地。長く泰平の世が続き、代々この地を守ってきた鉄砲同心たちは火薬の原料を転用したつつじ栽培の内職に励み、時季には美しい花々を求めて多くの人が集まる江戸名所となっていた。
礫(つぶて)家はつつじ作りに類まれな才を発揮する丈一郎、頑固者の父・徳右衛門、物忘れが多くなってきた祖母・登代乃、温和な母・広江、勝気な嫁・みどり、生真面目な息子・市松の六人暮らし。
喧嘩も笑いも絶えない一家が大小様々な事件に巻き込まれて――。温かな〈お江戸家族小説〉。

【著者略歴】
梶よう子(かじ・ようこ)
東京都生まれ。2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。2008年「一朝の夢」で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビュー。「御薬園同心水上草介」シリーズ、「みとや・お瑛仕入帖」シリーズ、「とむらい屋颯太」シリーズ、『ヨイ豊』『お茶壺道中』『菊花の仇討ち』『三年長屋』など著書多数。

内容説明

長く泰平の世が続き、代々大久保の地を守る鉄砲同心たちは火薬の材料を転用したつつじ栽培の内職に励み、時季には美しい花々を求めて多くの人が集まる江戸名所となっていた。礫家はつつじ作りの才を持つ丈一郎、頑固者の父・徳右衛門、温和な母・広江、勝気な妻・みどり、生真面目な息子・市松、物忘れが多くなってきた祖母・登代乃の六人暮らし。銃の代わりに大ばさみを握り、火薬の材料を肥料に花を咲かせる。大久保鉄砲百人組、礫一家が繰り広げる笑いと涙の春夏秋冬。温かなお江戸家族小説!

著者等紹介

梶よう子[コジヨウコ]
東京都生まれ。2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。2008年「一朝の夢」で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビュー。2016年『ヨイ豊』で歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

108
現在の、新宿区百人町は、江戸時代に将軍を警護する、鉄砲百人組が、この地に居を構えていたことに由来する。しかし、時は幕末、太平で緑の少ない同心達は、つつじを栽培して、生活の糧にしていた。鉄砲に必要な火薬が、躑躅の肥料になるから。人を殺す材料が、人を喜ばす花に変わる面白さ!そんな主人公一家が織り成す心温まる物語です。表紙が、全て表していますね。親が子を、子が親を思うがゆえにおこるエピソードの数々。時代物の体をなしていますが、今の家庭にもありそうなことばかり。大久保駅ガード下には、鉄砲隊と躑躅の絵があるそう。2021/08/10

のぶ

92
つつじ作りに熱心で才能のある、鉄砲同心、礫家の息子の丈一郎を中心にした連作短編集。時代は幕末で、泰平の世が続き、この地を守ってきた鉄砲同心たちも手持ち無沙汰の毎日で、火薬の原料を転用したつつじ栽培の内職に励んでいた。それぞれの物語はそんな丈一郎のもとにも、ちょっとした事件が持ち上がり、解決していく展開になっていた。繰り広げられる事件も殺伐としたものは少なく、平和な時代の雰囲気の中での、ほのぼのとした作品集だった。個人的には、つつじに関しての蘊蓄は楽しめたが、もっと刺激的な話が読みたかったのが本音。2021/04/11

Kei

81
現在の、新宿区百人町は、江戸時代に将軍を警護する、鉄砲百人組が、この地に居を構えていたことに由来する。しかし、時は幕末、太平で禄の少ない同心達は、つつじを栽培して、生活の糧にしていた。鉄砲に必要な火薬が、躑躅の肥料になるから。人を殺す材料が、人を喜ばす花に変わる面白さ!そんな主人公一家が織り成す心温まる物語です。表紙が、全て表していますね。親が子を、子が親を思うがゆえにおこるエピソードの数々。時代物の体をなしていますが、今の家庭にもありそうなことばかり。大久保駅ガード下には、鉄砲隊と躑躅の絵があるそう。2021/08/10

真理そら

68
鉄砲同心がなぜつつじ栽培の内職を?という疑問にも「肥料」という答えを用意してある。作者の植物のからむ時代物はさらさらと優しい雰囲気があって好きだ。もっとこういう雰囲気の物語をいっぱい書いてほしいと思う読者なのです。2021/08/25

kei302

68
幕末同心一家のちょっとドタバタ時々ミステリ+人情と家族愛のエンタメ。面白かった。 鉄砲百人組の同心の一家:礫(つぶて)家。本職よりもつつじ栽培に熱中する丈一郎、 お役第一の父・徳右衛門。頑固で、沸点が低くて至る所で諍いを起こす徳右衛門から目が離せません。 礫家、風通しのよい家です。勝ち気な嫁・みどりさんもいいな~。お祖母さまもいい味出してます。 鉄砲に使う火薬が、つつじの栽培に必要な養分と同じだった。漢字では「躑躅」、何となく不穏に感じる字面。蜜に毒💀つつじに詳しくなりました。 2021/05/26

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