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おれたちの故郷(ふるさと)

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087715637
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東日本大震災より1年。耐震基準が問題とされ、存続の危機にある児童養護施設・魴ぼう舎を守るため、仙台から陽介、青森から卓也が駆けつける。けれど、主宰の恵子おばさんは…。シリーズ第一部完結編。

内容説明

中学生ばかりが暮らす札幌の小さな児童養護施設・魴〓(ほうぼう)舎に存続の危機が!生きる力、信じる力をまっすぐに見つめ続ける感動の青春小説!坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』シリーズ・第一部完結編。

著者等紹介

佐川光晴[サガワミツハル]
1965年2月8日東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第三二回新潮新人賞受賞。2002年『縮んだ愛』で第二四回野間文芸新人賞受賞。2010年『おれのおばさん』で第二六回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

171
シリーズ4作目にして第一部完結編です。う~ん、素晴らしい作品であるコトは間違いないのですが、読むたびに自ずと期待値が勝手に高くなり、読み進めるのですが、今作は少しトーンダウンしてしまったかなと。お世話になった児童養護施設を存続の危機から救うお話だったのですが、せっかくテーマはいい選定なのに、どうしてかなんとなく周りのキャラの感情や行動がついてきていないというか、ハマっていないように感じました。「恵子」おばさんもやはりトシのせいか、最初の頃の‘破天荒’な感じが回を追うごとになりを潜めているような気が・・・。2015/08/27

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

83
★×5。陽介初めてのピンチ!!(笑)名門私立中学生だった陽介が、父の横領事件により、一家は離散。母とは犬猿の仲の母の姉が、中学生を対象に営むグループホーム「魴鮄舎」にあずけられる所から、このシリーズは始まるわけで…それでも陽介は、柔軟にしなやかな強さを発揮して事にあたり、周囲に助けられながら成長していきます。もう十分すぎるピンチなんですが(笑)陽介はいつも強かった!!それが…始めて不安に捕まりそうになります。それは…卓也のため、魴ぼう舎のため。今のトコ本年ベスト1(笑)シリーズ続編無かったら作者を許さん2015/08/02

itoko♪

77
おれのおばさんシリーズ第4弾&第一部完結編。ホウボウ舎の存続の危機が訪れる!陽介、卓也の葛藤や立ち向かい方がそれぞれ『らしい』。二人が共に『恵子おばさんこそがおれたちの故郷だ。』という場面では、今までの彼らを見てきた一読者の私も、胸に込み上げてくるものがあった。今まで関わってきた周りの方々の気持ちもあったかくて、とても良い読後感。第二部で、一回りも二回りも大きく成長した彼らに、また会えることを願います!2015/08/18

モルク

74
「おれのおばさん」シリーズ第4作目にして最終章、今回は存続の危機となった魴ぼう舎を守ろうとする陽介や卓也を描く。そしておばさんのちょっぴり弱い面も見えた。卓也や陽介の行動力には感嘆する。彼らの故郷は3、4年過ごしたあのおばさんのいる施設なんだなあ、と感じた。読んでいてとても楽しくほっとする作品。もうこれで会えないと思うと、ううっ(;o;)あれっ、第1部?ということはいずれ続編が出るということね。大学進学の陽介やオリンピックを目指す卓也のその後が早く知りたい!2017/09/23

ぶんこ

73
シリーズ4巻目。 魴鮄舎存続の危機が勃発して、陽介や卓也、魴鮄舎を巣立っていった子供達にとっての故郷がなくなる危機でもあるのだと気付きました。 恵子おばさんの悩みも判るのですが、子供達への配慮が足りなかった気もしました。 卓也が「恵子おばさんこそが、おれたちの故郷」と言った気持ちがグサッときて、恵子さんガンバッ!と叱咤激励したくなりました。 魴鮄舎が存続しても、恵子おばさんが居なくては故郷にはならない。 これは凄いことですね。 2016/01/25

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