またやぶけの夕焼け

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087714586
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

魔球が投げられると信じていた、あの放課後
舞台は70年代後半の自然豊かな八王子。野球、火遊び、冒険、探検……、「遊びじゃねぇんだ」が口癖のカッチャンを団長にした僕ら5人の放課後はいつも真剣だ。少年小説の傑作、ここに誕生!

内容説明

探検冒険、野球にプロレス、虫捕り、火遊び、秘密基地…。遊びは遊びじゃねえんだ!?70年代少年小説の傑作。

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年東京都生まれ。早稲田大学探検部時代に書いた『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。92~93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語学科で、08~09年には上智大学外国語学部で、それぞれ講師を務める。『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)で第一回酒飲み書店員大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

64
探検は遊びじゃねぇからな!やること全てが真剣勝負!ハチャメチャな探検野郎・高野氏の小学4年だった頃の物語。地味で大人しかった高野少年は小学4年の時、ある少年との出逢いで人生が変った!町内でも有名な変人カッチャンを先頭に繰り広げられる毎日の冒険。こんな男子達いたなー、と懐かしい。奇想天外で無茶苦茶で猪突猛進!こんな毎日を送っていた彼らがちょっとだけ羨ましい。ラストで「中学生になってこんなことをやるやつはいない」と言ってた高野少年。いやいやアナタ大人になったらもっと凄いコトしてますよ‼と教えてあげたくなった。2017/05/21

mint-s

42
主人公は小学4年のヒデ。ある日、冒険と探険が大好きな変人カッチャン率いるカッチャン軍団の隊員になってしまった。本気で遊ぶ毎日。時には命懸け!私は女子だからこんなスゴい遊びはしていないけど、ゲームも携帯もない時代だから近所の子供みんなでいろんな遊びをしたなぁ。缶けり、高鬼、色つき鬼、昔々を思い出しました。懐かしい~(^^)2017/03/16

takaC

33
探検・カブト採り・秘密基地、自分の少年時代の記憶とも程良く重なり楽しく読めた。2012/08/18

ミエル

31
正しい昭和の子供たち、やさぐれる思春期前のキラキラした姿が眩しい。探検に出ればズボンの縫い目が裂け、鉄橋を壊しては大人に怒られ、野球をやればガラスを割り、クワガタを取りに朝の3時に起き、ゴルフをすれば土器を見つける。毎日どんだけ充実してるんだろう、羨ましくなる。習い事も塾もない正しい小学生って贅沢だな。2021/07/13

アーモンド

30
ゲームも携帯もない昭和の子供たち。何もないながら、異年齢の子供達が工夫しつつ一緒に遊ぶことで、学ぶことも多かったなぁ~と懐かしく読んだ。子供も大人も寛大だった時代。平成の子供たちよりある意味恵まれていたような気がするのは私だけ?2015/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5106134
  • ご注意事項