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不惑剣―完四郎広目手控

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087714357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

完四郎シリーズ第5弾! 物語はいよいよ佳境に
明治9年、警視庁の剣術師範となった完四郎は、元新撰組・斎藤一こと藤田五郎とともに、反政府士族による反乱の噂がある熊本へ赴き、「神風連」の決起を止めようとするが──。

内容説明

この国のゆく末を案じ、死ぬと定めた者たちの心は澄んでいた。ご一新後の変革期。新政府に抗い、死に場所を求める元士族たちと出会い、警視庁の密偵として決起を止めようとした完四郎は―。人気シリーズ最新作。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
’47年岩手県生まれ。’83年「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。’86年「総門谷」で吉川英治文学新人賞を、’87年「北斎殺人事件」で日本推理作家協会賞を、’92年「緋い記憶」で直木賞を、’00年「火怨」(上・下)で吉川英治文学賞を、’11年日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

18
今でいう広告業をしていた完四郎がアメリカから帰国後、士族の反乱が九州地方でおきている。アイデアマンの彼らしく、今度は特派員制度を考案。藤田五郎こと斉藤一や仮名垣 魯文など有名人多数登場。ミステリではなく時代劇。滅びゆく士族への共感が感じられる。2015/04/08

シュウ

7
シリーズもののようだけど、この巻だけでもなんとなく前作までの流れは分かった。維新から10年しか経っていないのに、命が戦争で散っていく。2021/08/10

ぽて

5
シリーズ5作目。今まではどちらかというと飄々とした感じだったのが、今作は涙なしには読めないところがいくつも・・・(´;ω;`) 戦に向けて突き進む国の足元で若くて純粋な命が散り、志を持って死地に向かう者たちに殉じる存在に涙がこぼれた。完四郎も比類なき剣の腕と情勢を見通す眼と頭を持っているからこそ、惑うのではないだろうか。完四郎が自由気ままに飄々と生きることのできる世であったらよかったのに・・・。2012/02/24

お華

4
★★★☆☆・5つらい時代ですね(T . T)2014/04/05

てっちゃん

3
完四郎シリーズの5作目。今作は今までと違ってミステリーではなく、明治維新後の時代小説になっている。ミステリーとして楽しんでいたので、個人的な趣味からはズレてきた。できれば、このキャラクターで平穏な時代の普通の捕物帳を読みたい。2015/03/08

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