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ハナシはつきぬ!―笑酔亭梅寿謎解噺〈5〉

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087714265
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

青春落語ミステリー、波乱万丈の最終巻!
苦し紛れの一発ギャグで売れっ子タレントになった笑酔亭梅駆こと竜二。事務所からは落語を封印され、ストレスが溜まる一方。ある日、バイク事故を起こして噺家の命である声を失ってしまう……。

内容説明

年季が明けて師匠・梅寿から独立した竜二。テレビ番組で口にした一発ギャグで突然・売れっ子タレントに。事務所からは落語を禁じられ、竜二のストレスは爆発寸前だった―ツッパリ落語家&酔いどれ師匠、笑いと涙の青春落語ミステリー、波瀾万丈のクライマックス。

著者等紹介

田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年、大阪生まれ。1991年、スイングジャーナル誌主催のジャズ論文「私の考えるジャズの未来」に入賞。1993年、「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞(集英社)に入賞、同年、「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞(日本短編部門)、2009年「渋い夢」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

36
遂に年季明けを果たした梅駆。此処から彼の落語家としての人生もいよいよ本腰を入れて……と思いきや、突然のテレビ出演。ちょっとした人気に、果ては高座を追い出される始末。それでも、何回間違っても失敗してもやっぱり一つ決めた道ちゃんと戻ってくる梅駆。いい加減勉強しなよ頭悪いな、と思いながらも、やっぱり迎え入れてくれる人情。ハチャメチャだけれどそれでもあったかい師匠と、意地悪いけれどみんな必死な仲間たち。柄は悪いが愛情深いお客様。やっぱり日本の芸事はこうでなくちゃねえ。しかし、師匠の高座は素敵でした。地獄聞きたいな2012/01/20

真理そら

29
クソ生意気で純粋でけなげでかわいい梅の種登場(梅の種中心の番外編を読みたいです)「地獄八景」の入り口まで行ったことが竜二の今後にプラスになればいいのだけれど…。こんな理由であっさりトサカ頭とさよならするとはwお金のない竜二があのヘアースタイルを維持できるのが不思議だ、などと最終巻になって思ってみたり。2018/07/01

onasu

23
読みかけで、しばらく寝かせていました。一話一話は、それなりに面白く、手を就ければ読み通しますが、次は、と言うと…。いわゆる、マンネリ、あるいは期待外れ。  副題にある「謎解き噺」で始まったはずが、梅駆の成長話しになって、この巻では、そのどちらでもない。東京の若手噺家さんとの絡みとか、期待された拡がりもあったはずなのに…。  一発ギャグでブレイクてな話しもありですが、引っ張り過ぎ。且つ、そのギャグもなあ。結が、落語の好きなことを発見じゃ、これまでと同じ。せっかく築き上げた舞台とキャラがもったいない。2013/07/10

のほほん@灯れ松明の火

20
相変わらずハチャメチャな梅寿師匠と一門たち。最近の竜二は、上り下りが激しくて、ちゃんと落語に打ち込んでほしいなぁっと思っていたので、梅の種君の登場は、おぉー!そうこなっくちゃ!と嬉しかったです。今回は、生意気な!と思っていた梅の種君の健気さにほろりとやられ、梅寿師匠と兄弟子たちの竜二への優しさに 更にほろりとさせられました。梅寿師匠! やっぱりスゴイ!! 2012/02/29

まーぼう

15
梅駆くんの話は、本当にこれで終わりなんかな? いつも本当に好きなのは落語だって、思う癖にすぐに新しいことや、華やかな芸能界に惹かれていくのは、今の若者なんかな? そんな中でも、少しずつ成長していく梅駆をもっと見守りたい。 最初は、謎解き話だったのが、気が付いたら人情話に…このシリーズはなかなか面白かった。 きっと、50年もたったら、梅駆は梅寿師匠のようになるんだろう。筆頭弟子は、梅の種。2012/02/01

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