内容説明
奈緒美は十歳年上の町田雄一と結婚した。自分は初婚だが、彼は四年前に離婚歴がある。その理由はきかなかったが、夫は優しく、新婚生活は幸せだった。が、あるとき雄一の手帳に「セカンド・ワイフ」という謎めいた言葉が書いてあるのを発見。それは奈緒美のことか、別の女の意味か?急に夫の過去に不安を抱いた奈緒美は、彼の前妻に会おうとする。衝撃的な事実に直面するとも知らないで…。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京都生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送、扶桑社勤務を経て、1990年推理作家に転向。氷室想介、志垣警部等の人気キャラを擁したミステリーや、ホラーなど多彩
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感想・レビュー
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asako
23
母から借りた本。久しぶりの吉村作品。そーだ、そーだ、こんな作風だった。でもやっぱり後味悪い(メ▼(エ)▼)y─┛~~旦那も怖いケド、通夫も十分怖い。2017/01/18
そのぼん
15
タイトルの意味が解った時、寒気がしました。 主人公の夫、ほとんどホラーです。2012/05/25
ゆめ
13
★★ なんとも君の悪い話でギブアップ気味。2015/07/30
Rin
13
★★ セカンドワイフ。最後にわかる言葉の意味。気持ちがドヨヨーン。またまた苦手な本だった。2015/02/05
ひまわり*
11
読みやすく一気に読めた。初婚の奈緒美と離婚歴がある夫。そんな夫は兼業主夫で優しく理解もあり、あまりによくできた夫に少しずつ疑問を抱く奈緒美。夫の離婚の理由、過去の秘密を探っていくストーリー。夫の秘密が最後の最後まで明らかにされず、どんな事実が待っているのかと恐さもあるドキドキで次へ次へと期待大で読ませる文章です。ただ、期待値に対して事実は衝撃的でもなく予想通りだったが、ラストはホラーでした…。結論より秘密に迫っていく過程がおもしろい作品でした。2021/02/05