内容説明
肩肘はってシングルでいるわけじゃない。でも、もしかしたらこのままずっとシングルかもしれない。結婚はしたいけど、好きでもない男と暮らす気にはなれないし、好きというだけで結婚してしまえるほど、もう無邪気ではない。恋愛、友達、遊び、将来、シングルだからこそ、考えなければいけないこと。ブルーな気分に落ち込んだとき、あなたを少しだけ楽にしてくれるそんなヒントがいっぱい。
目次
1 まずは―恋愛
2 つぎは―友達
3 それから―遊び
4 そして―将来
5 またもや―恋愛
著者等紹介
唯川恵[ユイカワケイ]
1955年、金沢市生まれ。金沢短期大学情報処理学科卒。銀行勤務を経て84年「海色の午後」で第三回コバルト・ノベル大賞受賞。以後、恋愛小説やエッセイを数多く発表し女性たちの支持を集める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MILKy
18
【売】2001.小説を買うようになり最初の頃に買っただろう本。3度目くらいかな。唯川恵は好きでよく手に取っていて、エッセイも女子トーク感が好きで読んでた。表題の通り独女であることのエッセイ。恋愛を中心にその他。でもひと昔前感が無きにしも非ず。2001年出版で執筆したのは更に遡る。あとがきを書く頃にはシングルからダブルに。それでも相変わらず悩んだりしていると。だって結婚てスタートに過ぎないし、個々別個の人間どーしだものね。主婦のことボロくそに言ってたのもなんか笑えたけど(笑)チクショーで終わらせない、かぁ…2022/10/23
GIN@本棚大洪水中
9
シングルについての視点で読むこと2冊目になります。正直な話共通点がまったくありません。それでも唯川さんの本は手に取ってしまいます。悪い意味ではなく、新たな一面での考え方ができるからです。 主婦についてや男性について批判する一面もありながらも納得する節がある文章で、OLってこんなこと考えているのかなと思いました。OL全員が本当にそうなのか定かではありませんが、OLはバリバリ働いていくイメージがあったので意外な一面があるのだと思いました。 この本をお勧めする人は職場にOLがいる男性と現在または過去に2012/04/19
いしまる。
8
20年以上も前の作品。小説だと思い購入し、読んでみると…エッセイだった(笑)独身女性のブルーが詰め込まれた一冊です。シングルゆえのリアルな感情、自由と不自由が書かれています。正直全く共感出来なかったし、そこまで卑屈になる必要あるのかと思ってしまったが。それはあくまで私の考え方であり、このエッセイに書かれているような考え方の方もたくさんいるでしょう。他人の考え方や価値観を知るという意味では良い作品なのではと思います。2022/02/10
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
恋愛、友達、遊び、将来に関する随筆集。 20代の単身者の等身大の気持ちと意見が分かるかも。 「文庫になるということで、手を入れました。」 几帳面な性格が出ている。 20代で転職し、29歳で作家として登場した一般人らしい、 それぞれの時代の普通の考え方を垣間見ることができるかもしれない。2013/02/16
shizuka
6
装丁のブルーが美しい。 雨の午後、なんとも言えない情動、禍々しくブルーな思いに駆られた時に読んでみた。女っていろいろ、男っていろいろね。2014/03/05