内容説明
曜子、23歳。スイミングスクールのインストラクター。学生時代からの友人・徹也に求婚されるが、気持ちは固まらない。徹也のことは好きだけど、恋してはいない。そんなとき造形作家・久住のモデルをつとめ、激しく惹かれてゆく。だが彼は女性関係に奔放で束縛を嫌うタイプ―。愛してくれる優しい男と、不安で仕方がないのに愛してしまう男と。ふたりの男の間で揺れ惑う曜子の心模様。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rueshё
38
過去の記録を遡って登録。2006/01/17
coco夏ko10角
34
今の表紙はこれなのか。前の方が好きだな。 自分が愛してる人、自分を愛してる人、どちらと……な恋愛小説。主人公の面倒くさいところに若さを感じた。2015/10/08
スノーシェルター
18
なんだかなー。自分を大切にして愛してくれる人より、大切にしてくれるかわからないけど自分が愛している人と一緒に居たいって気持ちはよーくわかる。男がズルい!!2013/04/21
けいこ
17
自分を愛してくれる優しい徹也と、掴み所が無く傷付くけれど愛してしまう久住。2人の間で揺れ動く女心はわかる部分もあるけれど、弱っている時には徹也にすがって、挙句振り回す主人公にモヤモヤ。「愛しさに容量はない。心の中がいっぱいになり、これ以上は無理と思っても、とめどなく溢れてくる。」くらい愛する人がいるのは羨ましいけれど、やっぱりそれと同じくらいその人からも愛されたいな。それにしても唯川さんは揺れる女心を描くのがうまいなぁ。2020/01/18
そのぼん
8
スイミングスクールに勤める女性がプロポーズされ、それでも他の人に惹かれていく…。そんな感じのストーリーでした。軽く読めました。2011/09/08