集英社文庫<br> 鏡をみてはいけません

個数:
電子版価格
¥555
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
鏡をみてはいけません

  • 田辺 聖子【著】
  • 価格 ¥586(本体¥533)
  • 集英社(1999/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 16時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087471038
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

朝ごはんを一緒においしく食べられる人と住みたい―。そんな思いが叶って野百合は仕事で知り合った子持ちの律と同居をはじめるが…。10歳の宵太の世話をやき、元気の素の食事を作る暮らしはなかなか素敵で心弾む。が、ふとなしくずしに男の人生に取りこまれていくような不安を感じる。私はなぜここに居るのだろうか。女が美しさを求めて、自分の納得のいく居場所を模索する愛の長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
面白かったです。そして何よりご飯が美味しそう。朝ごはんを一緒に美味しく食べられる人と出会い、元気の素となるご飯を作る日々は心が弾むと同時に不安になるのもわかります。ここにいる理由は何だろう。そんな想いの中で居場所を探していくのかなと思わされました。それでもハッピーエンドに続くハッピーエンドで幸せと可愛らしさとユーモアは健在なんですね。自分の意味を探す愛の物語に引き込まれました。2018/05/15

優希

56
朝ごはんを一緒に食べる。そんな願い事が叶うのが良いですね。元気の素となるご飯を食べる日々は心が弾むのと同時に不安定になるのが何となく分かります。男性の人生に取り込まれる不安。何故ここにいるのがという疑問。自分の居場所を模索する気持ちがあるのですね。それでもハッピーエンドに続く幸せとユーモアに満たされています。自分の意味を考える恋愛にときめきました。2021/06/04

ほほほ

16
人生において朝ごはんを食べることを何よりも大切にする男、律と、その律と前妻との子どもの宵太のために朝ごはんを作りに小林家に住み込み始めたイラストレーターの野百合。仕事と家庭、どちらが自分の居場所なのか揺れながらも大らかにあっけらかんと明るい野百合の姿が田辺聖子さんの小説らしくて良かったです。何よりご飯の描写が美味しそうで美味しそうで♡︎愉しい読書でした。2018/06/19

June

16
田辺さん特有の明るくユーモラスな筆致で、子持ちの男の家で同居をはじめた女を通して、家族ってこんなものでしょとふんわりと伝えてくれる。日常には小さなすれ違いはつきもので、時に気持ちはアッチへ行ったり、コッチへ行ったり。自分の居場所はほんとにここかなと思ってみたり。女は自分の個性を失い相手の人生に組み込まれていく虚無感を感じることもある。だけど、同じ屋根の下で食事を共にすることは濃密な時間が積み重ねられていくこと。女は人生や仕事が充実していない時、鏡を見てはいけないらしい、それはきっと美しくないからみたい2015/12/27

もぐみそ

13
絵本作家の野百合が、バツイチ男性の律、その息子の宵太、律の妹の頼子の暮らす家に転がり込み、朝ごはんを作るという話。作家と兼業していた会社も辞めてしまい、なし崩し的に男の家に居着いてしまうことに疑問を感じ、律の家では子供のことも家庭のことも部外者扱いされてしまう宙ぶらりんな状態。そこから野百合が幸福とは何かを考えていく。だいぶ古い作品だけど、現代の女性の生き方にも共通するものを感じた。そして、作中に出てくる料理が美味しそうだった。2018/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/467419
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。