集英社文庫<br> 廃墟建築士

個数:
電子版価格
¥440
  • 電書あり

集英社文庫
廃墟建築士

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年06月17日 12時19分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087468809
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不思議な建物をめぐる4編の奇想小説集
いつか崩れて自然へと回帰していく姿に魅せられ、廃墟を造り続けてきた「私」。だがある日、「偽装廃墟」が問題になり……。表題作のほか、現実と非現実が同居する4編を収録。(解説/高橋源一郎)

内容説明

いつか崩れて自然へと回帰していく姿に魅せられ、「私」は廃墟を造り続けてきた。時の経過によって醸成される廃墟こそが、その国の文化的成熟度を表すのだ。だがある時、「偽装廃墟」が問題となり…(『廃墟建築士』)。七階での事件が多発し、市は七階の撤去を決定した。反対する市民は決起集会を開くが…(『七階闘争』)。意識を持つかのような建物に現実と非現実が同居する、不思議な4編の物語。

著者等紹介

三崎亜記[ミサキアキ]
1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年、『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

88
200件目の感想はmumiuさんからお借りしている不思議な4編の物語。その最初を飾る「七階闘争」は建築物の七階を守る人々の戦いと言うと筒井康隆風に感じるが、大真面目な所が不思議な魅力です。同じように「図書館」においても飛ぶ本を調教すると突飛な発想の割に本文は重い言葉:『我々は自然の手の上で弄ばれていることに気付かずに羽目を外しすぎ、いつか掌を返されて慌てふためくのだろう。』2013/08/15

アイゼナハ@灯れ松明の火

62
相変わらず日常の斜め横にある、寓意に満ちた三崎ワールドの短篇4作。今回は冒頭の『七階闘争』にヤラレました。七階を失くせば犯罪が減るなんて、んな馬鹿な、と思っていても周りの誰も文句を言わなきゃ、自分もそんなものかと気にしなくなるのかも…身近な人を失くさなければ大切だったことに気付けない。でも、自分が大事なものを失くしたことを世間は別に気にしない。そんな時、自分だったらどうするんだろう?大切だったものを失った後でも、果たして立ち上がる勇気はあるんだろうか?どうせ無駄だとあきらめない強さは持てるだろうか?2012/10/03

りょうこ

56
表題作の廃墟建築士を含む短編集。三崎さんの世界観が好きなので、あぁ。また不思議な話を書かれてるな..と。短編集だったのでスラスラと読めた。図書館が一番好きだったかなぁ!2016/06/17

ソラ

48
この作者の作品世界の設定が絶妙。現実的な中にちょっとの非現実をブレンドする割合が上手いというか。7階闘争と図書館の話が良かった。2013/07/28

巨峰

44
SF幻想短編小説集。ぼくはこの分野は殆ど読んだことないので三崎さんにどれだけのオリジナリティがあるのかはよくわからないんだけど、その小説は、詩情豊かで、凛とした何かを感じさせ、存在の寂しさ愛おしさ、そして、もののあわれ。ということを感じる。読みやすくて、4編とも粒ぞろい。とてもお勧めであります。「図書館」の日野原さんは再登場ですね♪2012/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5449185
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。