集英社文庫<br> 白い魔術師―阿刀田高傑作短編集

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集英社文庫
白い魔術師―阿刀田高傑作短編集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087462999
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

平凡なサラリーマン岩下。深夜、電話にでると謎の声が、日本シリーズの勝利チームを告げて切れた。さらに、競馬や株の有利な情報を一方的に伝える電話が続き…「幸福通信」。図書館に勤める妻が、幻聴があるという。気がかりながらも、出張のためアレクサンドリアへ。遺跡見学の途中、石穴から奇妙な音が…「あやかしの声」。膨大な蘊蓄を愉しみ、豊かな想像力で結実した物語を味わうペダンティズム10編。

著者等紹介

阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。国立国会図書館勤務を経て、作家に。79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞受賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

74
ややミステリー寄りの短編集でした。現実と虚構の狭間にあるような感じがします。エスプリの効いた絶妙な味を味わうことができました。豊かな想像力が作り上げるペダンティズムの世界。面白かったです。2015/09/16

takaC

37
表紙に書かれている英単語並びはなるほどそういう意味だったのか。3冊目にしてやっと気がついた。。。2013/12/20

KAZOO

6
このシリーズについては非常に面白い編纂の仕方になっています。阿刀田さんの短編集は比較的縦糸が通っていてその主題に沿っての物語集が多いと思っています。これはそれらのいくつかをバラバラに解きほぐして、それぞれの主題、これはペダンティズムという観点から編纂しなおしたものです。この巻は特に私の好みにあっていて、ほとんど読んだことがあるものばかりなのですがもういちど読んでみると結構新鮮に感じられるので不思議です。2013/12/16

ろこぽん

5
人間の能力や性格を分布曲線にあてはめる、おもしろいなー。この本は外国の話が多かった。それにしても阿刀田高さんの知識の深さよ。2022/07/29

Tomoko 英会話講師&翻訳者

5
韓国の慶州をキーワードに図書館で探してもらった小説(短編集)。外国が舞台の話もあり。2016/08/15

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