内容説明
両親をテロで失い、心を凍らせたままイスラエルの情報機関モサドに入局したレイチェル・アザリアス。モデル顔負けの容姿に、並外れた頭脳と身体能力。わずか数年で、成功率100パーセントの暗殺者“カリプソ”へと変貌を遂げた彼女だったが…。実在の人物をモデルにした女性エージェントの苛酷な運命を軸に、情報界に生きる男たちの国家の存亡をかけた闘いを描く長編。
著者等紹介
落合信彦[オチアイノブヒコ]
混迷する世界情勢に熱い眼を向け、つねに現地に飛ぶことを信条とする国際ジャーナリスト、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カラヤ3
1
「○○が終わったら結婚しよう」という言葉が出てきたので「あ、フラッグが立った?」と思ったら案の定だった。2019/09/09
Potten
1
お借り本。実在の女性エージェントをモデルにしたというフィクション。同時多発テロの数年後に書かれた本で当時の世界情勢を絡めて描かれており架空の話とは思えぬリアルさで超おもしろかったッ!小説的な部分以外は様々な取材を経て事実をおりまぜて執筆されたんだろうな、と思いながら読みすすめた。イスラエルという国に関する記述もほとんど知識が無いので凄く興味深かった。しかし・・・本の内容とは直接関係ないがあれほどの大事件だったのにその周辺の出来事等等だいぶ忘れているのが残念。脳にもっと刺激を与え続けないとダメっすねーッ!2017/08/31
せんにん
1
世界最強の情報機関とも言われるモサド。その女性エージェントを主軸にした小説。諜報の世界に生きる人々の過酷な人生を描きながら、一人の女性の成長を描いた小説でもあるといえる。そして、イスラエルという歴史的に非常に特殊な国家の現状を知ることもできる。ジャーナリスト出身である落合さんの本領発揮といった感じだった。2012/03/20
さいとー
0
32017/02/23
小林淳二
0
さほど。。。だな。2014/08/31