集英社文庫<br> 小説 ノイズ(noise)

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集英社文庫
小説 ノイズ(noise)

  • 黒木 あるじ【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443332
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

平和な孤島に現れた凶悪犯を殺してしまった青年たち、どうする!? 極限の状況下での心理戦を描く、新感覚サスペンス映画の小説版。映画は2022年1月28日(金)全国ロードショー!映画『デスノート』から15年!藤原竜也×松山ケンイチのW主演!

内容説明

農家の圭太と猟師の純が暮らす孤島・猪狩島。圭太が生産する幻の黒イチジクにより復興ムードに沸いている。しかし凶悪犯が島を訪れ付近を徘徊。危機を覚えた圭太は純、巡査の守屋と共に、ハウス内で誤って凶悪犯を殺してしまう。島の未来のため、彼らは事実を隠蔽できるのか。些細なノイズから増幅する悪意の連鎖。謎解きものとは一線を画す新感覚サスペンス。漫画原作の同名映画を基に編まれた小説。

著者等紹介

黒木あるじ[クロキアルジ]
1976年青森県生まれ。東北芸術工科大学卒業。2009年『おまもり』で第7回ビーケーワン怪談大賞・佳作を受賞。同年『ささやき』で第1回『幽』怪談実話コンテストブンまわし賞を受賞、10年『怪談実話 震(ふるえ)』でデビュー。実話怪談の分野で活躍し、多大な支持を得る。17年「小説すばる」誌にプロレス小説を発表、それを元にした文庫『掃除屋(クリーナー) プロレス始末伝』が19年に刊行され好評を博す。一般小説に活躍の幅を広げ、ますます活躍が期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

納間田 圭

146
ガヤガヤ、ザワザワ…雑音。人気連載漫画から今度映画化される…行きつけの本屋の最前列にあったコレ。キーワードは…猪と黒イチヂクと”かさぶた”。地方創世特別交付金5億円支給が決まった…時代に取り残された孤島が舞台。そこに刑期を終えた元受刑者のサイコパス男が…入島。そして起こってしまう殺人事件の数々。島を守ろうする住民達の…異常すぎる思いは感染していく。金や地位や保身のいろいろなノイズが混ざっておかしくなっていく。そして…どんでん返し。「これは…きっと島の復讐で、島が制裁を下したんだ」2021/12/29

のりすけ

24
漫画→(大幅な改変あり)映画→小説。小説が黒木さんなのでドキドキしながら読めました。あいつの悪意が感染したというより、もともとみんな持ってた…島と言う孤立した場で培養されてた悪意と言う膿が「かさぶた」がなくなって噴出したんか!と。映画は鑑賞済みなのですが、小説だけ読んでたら松ケンと藤原竜也サンの役は逆な方が良かったと思っちゃう。神木君と黒木華ちゃんは大正解。2024/04/08

青葉麒麟

18
映画未視聴。可もなく不可もない内容だった。実録怪談でお馴染みの作家さんだから色々期待していたのになぁ。確認したら原作者は別にいるようで。だったらその人に書かせれば良かったのに。2022/04/04

ふわふわぷりん

16
息もつかせぬ展開。。。ジェットコースター並みよね!!こんなこんな結末なのね。。。読んでみて下さい!!2023/06/03

山田

12
よく聞く「悪意の連鎖」。でも、連鎖するのは悪意だけじゃ無いし、連鎖が続く事で「この連鎖をここで止めない」という意志が発生する。 それぞれが描く「ささやかな幸せ」のために、策略と裏切りが物凄いテンポで繰り返されるので、読後がゾワゾワする。 2021/12/21

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