出版社内容情報
1970年代から現在まで様々な国際交渉の場で通訳者として立ちあってきた著者が、多くの要人・著名人とのエピソードをまじえながら、言語を超えたコミュニケーションの普遍的「法則」を紹介する。
内容説明
日本人のコミュニケーション下手が言われて久しいが、加えて昨今はメールやSNSなどの普及によって、相手に面と向かって対峙したときの「伝達力」がさらに劣化している。著者は、一九七〇年代から様々な国際交渉の場に通訳者として立ち会ってきたが、そのなかで得てきた、言語を超えたコミュニケーションの普遍的「法則」を紹介する。相手が外国人であっても日本人であっても、単に「発言する」だけでなく、しっかりと相手に「伝える」ためには、なにが必要なのか。「話す・聞く」のプロが、国内外の著名人との貴重なエピソードをまじえながら「心を伝える」極意を語る。
目次
第1章 会議通訳の現場(通訳者と翻訳家;世界初の同時通訳 ほか)
第2章 通訳者への道(帰国子女が簡単に通訳者になれるわけではない;英語を理解するための「聖書」との出会い ほか)
第3章 通訳者の生活とその技術(プロの通訳者としてデビュー;音楽経験とヒアリング力 ほか)
第4章 国際会議での日本人(居眠り;「みなまで言うな」の文化 ほか)
第5章 言葉を伝えるための「五つのヒント」(通訳者と語学力;「相手の話を聞く」ということ ほか)
著者等紹介
長井鞠子[ナガイマリコ]
1943年宮城県生まれ。会議通訳者。国際基督教大学卒業。1967年、日本初の同時通訳エージェントとして創業間もないサイマル・インターナショナルの通訳者となる。以降、日本における会議通訳者の草分け的存在として、先進国首脳会議をはじめとする数々の国際会議やシンポジウムの同時通訳を担当。政治・経済のみならず、文化、芸能、スポーツ、科学ほかあらゆる分野の通訳を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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奥澤啓
奥澤啓
hanagon44
ヨータン
minimu