集英社新書
ドイツ人のバカ笑い―ジョークでたどる現代史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202472
  • NDC分類 947
  • Cコード C0236

内容説明

ドイツ人は一般に、誠実でものごとをとことんやりぬき、信用がおけると思われている。加えて、ユーモアを解さず、真面目でカタブツというイメージもある。だが、ドイツ庶民がそろいもそろってガチガチの石頭かというと、決してそんなことはない。ビールやワインを片手に、じつににぎやかにジョークを語り、バカ笑いする。本書は、時期を第二次世界大戦後の五十数年にかぎり、背景となる世相をたどって、その時々のジョークを集めている。東西冷戦下の暮らしを笑い、政治家たちをコケにし、統一後のどたばたをネタにする。当然シモネタも…。あの謹厳実直なドイツ人がバカ笑いしてきたジョークの数々。彼らの笑いはいかに。

目次

1945~49年
1950~59年
1960~69年
1970~79年
1980~89年
1990~99年

著者等紹介

トーマ,ディーター[トーマ,ディーター][Thoma,Dieter]
1927年生まれ。ジャーナリスト。ラジオ番組の司会や随筆の執筆などでも活躍

レンツ,ミヒャエル[レンツ,ミヒャエル][Lentz,Michael]
1926年~2001年。脚本家。映画批評家。ケルン・メディア芸術大学で教鞭もとった

ハウランド,クリス[ハウランド,クリス][Howland,Chris]
1928年生まれ。イギリス出身のエンタテイナー。アナウンサーから転じた変わり種

西川賢一[ニシカワケンイチ]
1942年生まれ。東京外国語大学ドイツ語科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HaruNuevo

12
西洋の人々のジョークの感覚が結局のところ良くわからないというのが率直な感想。ましてやこれがドイツ的なのかは判断出来ない。 いくつか知っているものもあったけど、時代に沿って世相を反映したジョークが紹介されているのは興味深かった。2023/12/07

東雲

9
戦後50年のドイツで流行ったジョークを集めた本。いくつか知っているものもあったけれど世相を反映させた内容が多く、今どんな内容の内容のジョークが流行っているか気になった。ドイツ人とイギリス人が書いた訳本であるが、訳が適当であるとは言い難い。クスッと笑える程度であってバカ笑いと言うのはどうかと思う。年代ごとの出来事を絡めて編集してある点は新書として相応しいかもしれないが、原本にあった説明の一切が削られているのは如何なものか。説明がなければ学術書ではなくサブカルでは。著者もバラエティ番組のディレクターらしいし。2017/07/20

tieckP(ティークP)

6
ドイツ人は難儀なもので、理屈に強いからジョークも解するものの、ラテン系のように人生は楽しくあれ(だから楽しいジョークを言うぜ)とも、アングロサクソン系のように頭が良い奴はジョークも上手い(だからセンスの良いジョークを言うぜ)ともなれない。本書の原書はそんなドイツ人でもジョークの価値を認めやすい歴史の勉強にもなるジョーク集。調べたところ99年のZeit紙週刊ベストセラー娯楽書1位も取っている。訳書はドイツ人らしいジョークの解説部分をカットしているのが残念だが、それでもドイツ性の出たジョーク集として楽しい。2021/09/14

2watoyo

3
真面目そうなドイツ人だって、冗談くらい言うだぜ! と、いう、ドイツ人のジョークを年代別に集めてまとめた本です。世相が見えて面白い……

るやし

2
下ネタが多すぎ!なんか想像してたのと違うけどそこそこ面白いジョークもあった2013/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/420432
  • ご注意事項