出版社内容情報
感涙必至。不器用な人々が織りなす、温かくて切ない“さよなら"の物語。
「あんたに俺の仕事を手伝って欲しい」空虚な日々を過ごす女子大生の響希は、「死神」と名乗る少年ケイと出会う。
死神とは成仏できずにこの世に残る「死者」をあの世へと送る存在で、どうやらノルマがあるらしい。
半信半疑ながら、響希はかつての闘病仲間で早世した初恋の人の霊を探すため、ノルマ達成が絶望的なケイの手伝いをすることにしたのだが……。
何もつかめない手で、遺した家族に料理を作りたいと願う主婦。
孤独に寄り添ってくれた少年の未来に希望を託した老人。
伝えられなかった言葉を抱いたまま、15歳でこの世を去った少年。
行方不明になった孫にもう一度だけ会いたいと願う祖母。
死してなお、繰り返し死のうとする青年。
さまざまな死者が抱える未練と、彼らをこの世に縛る本当の「願い」とは。そして、ケイが死神になった理由とは――。
別れは悲しい。後悔も消えないし、過去も帳消しにはならない。
だけど笑顔も忘れずに生きていけることに気付いた響希は、死神ケイとともに彼らの望みを叶えていく。
内容説明
“死神の下請け”と名乗る少年ケイと出会った女子大生の響希。ケイは、未練を抱えこの世に残る「死者」をあの世へと送る存在で、ノルマがあるらしい。響希は早世した初恋の人の霊を探すため、ケイを手伝うことにしたのだが…。成仏できずにいる死者の本当の「願い」、そしてケイが死神となった理由とは。不器用な人々が織りなす、温かくて切ないさよならの物語。
著者等紹介
宮田光[ミヤタヒカル]
栃木県生まれ。第4回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞を受賞し、『まぼろしメゾンの大家さん あやかし新生活、始めました。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
坂城 弥生
よっち
み
あいら