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出版社内容情報
再起を果たし、タラードとの戦いにも勝利したベルジュラック遊撃隊は、王都ニースに向かって進軍を開始した。
ティグルとミラ、リュディはレグナス王子の軍との合流をはかり、軍から一時的に離れる。
ファーロン王を捕らえて王宮を我がものとしたガヌロン公爵は、己の野望を押し進める一方、ティグルの故郷であるアルサスを焼き払うべく、軍を差し向けた。
悲壮な決意をもって戦うことを決意するウルスの前に、おもわぬ援軍が現れる。それは風を操るジスタートの戦姫だった。
バシュラル王子はレグナスを討ちとるべく動きだし、テナルディエ公爵もまた決断を下す。ブリューヌ王国を取り巻く状況が二転三転する中で、ティグルとミラは望む未来をつかむことができるのか。
内容説明
強敵タラードとの戦いに勝利したベルジュラック遊撃隊は、庶子の王子バシュラルと決着をつけるべく王都を目指して進軍を開始した。その中でティグルとミラ、リュディは、レグナス王子の軍と合流するために別行動をとる。王都ニースではバシュラルが守りを固める一方、ガヌロンが己の兵を動かして、遊撃隊や、ティグルの故郷であるアルサスを攻めようとしていた。ブリューヌを二つに割ったこの争いに、『銀閃の風姫』率いるジスタート軍が参戦し、アスヴァールの王女も姿を見せ、さらに魔物も暗躍し、戦の炎はますます勢いを増して燃えあがる。ティグルとミラは、望む形で戦いを終わらせることができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
再起を果たしてタラードとの戦いにも勝利し、王都に向けて進軍を開始したベルジュラック遊撃隊。一方で王宮を我がものとしたガヌロン公爵は、ティグルの故郷であるアルサスを焼き払うべく軍を差し向ける第八弾。レグナスと合流して戦姫たちも勢揃い、ギネヴィア王女も参戦してきたバシュラルとの決戦。その最期は何とも寂しいものでしたけど、それでも諦めないガヌロンの思惑も気になるところで、一方で勝ったからこそティグルの立ち位置が前より難しくなって、戦姫たちも含めたティグルに対するヒロインの主導権争いも分からなくなってきましたね。2021/06/15
みどり
12
一旦は戦闘が終結。ただし、最後の最後が悲惨。 凱旋しても、悲しみと憎しみの連鎖が始まるのでは、 そこに付け込まれるのでは、と不安増大期待さらに増大。 魔弾の王とはなんなのか、過去作品でも最終的には明かされなかった謎も、少しずつではあるが解き明かされようとしてる気がする。2021/04/25
彼方
12
ベルジュラック遊撃隊と本軍との合流。新たな戦姫の参戦やバシェラルとの決着とブリューヌの内乱もクライマックス。数で負けているとは言え、ちょっと味方が豪勢すぎでは…?と思ってしまうほどオールスターな展開。珍しくオルガがミリッツァにバチってたりリュディの絶妙な立ち位置だったりと、賑やかで色々楽しく。残虐非道なガヌロンを相手に乱高下した気分でしたけど、ようやく一区切りですね…リーザの様子やラブコメ関係と戦後の後始末が気になる所ですが、黒幕は未だ健在。失われる命、始祖復活の目的とは…一体なんなのか。次巻も期待です。2021/04/24
ご主人様見習い
9
サービスシーンで毎回、お邪魔キャラが覗いて寸止めになるのがお約束。旧魔弾ではハーレムエンドだったけど今作はどうなるのかな?現時点だとミラが先行しているけど主人公の貴族としての立ち位置だとお嫁さんひとりは厳しいかな。2021/08/04
ダイ
9
今回で一応、バシェラルとの戦いに決着が着きましたね。強敵ではありましたが、ティグルにロラン、戦姫が6人、更にギネヴィアまで助っ人とオールスター過ぎて流石に相手側に同情しました。ただ、これだけのメンバーが揃うのは本当に豪華でしたね。しかし、ガヌロンの暗躍は続き、最後はヤバい事になってしまいました。一体どうなるか気になりますね。それとリーザが記憶と右腕が無事戻って良かったですが彼女の今後の対応が楽しみですね。それとリュデイの告白を断ったティグルでしたが、このシリーズはやはりミラ一筋でいくのかも注目したいです。2021/04/29