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出版社内容情報
第5回集英社ライトノベル新人賞「特別賞」受賞作品! 七星昴の7人の妹たちは魔女である。魔力が切れると兄であり魔力供給源である昴との肉体的接触により回復するしか、他に方法はない。人類をおびやかす異形の敵から世界と妹を守るエロティックアクション!
内容説明
昴は人類最強の歩兵としてかつて従軍していたが、いろいろあって今はふつうの男子高校生。ある日、四女・紅葉が魔力が枯渇して禁断症状―“欲情”が出た状態で昴のもとへ降ってきた。あの日交わした妹との“約束”を果たすため、人類の敵と己の理性に力の限り立ち向かう!限界ぎりぎりエロティックアクション!第5回集英社ライトノベル新人賞“特別賞”受賞作!!
著者等紹介
妹尾尻尾[セノオシッポ]
10歳から小説を書き始めシナリオに鞍替えしコンクール受賞。小説が好きなのでラノベに戻った。投稿4年半で、講談社と集英社でW受賞し、更にWEB小説が双葉社から書籍化決定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MERLI
14
突如現れた「界獣」と呼ばれる生命体、世界各地で出現し人類は滅亡の一途を辿っていた。それに対抗すべく生まれたのが魔女と呼ばれる「兵器」である。これは人類最強と称される青年と、魔女である彼の妹達の物語である。こんなところかな。エロティックな表現がありつつもシリアス要素も強いという印象を受けました。敵のゲスい諸行はホントに胸糞悪さがハンパない…主人公の彼に感情移入してしまって怒りの感情がフツフツと煮えたぎってました。2019/03/01
たこやき
12
エロ+バトル。自分が読んできたこの手の作品の場合、多くは、バトルがエロのための道具に過ぎないことが多いのだけど、本作の場合、バトルなどを巡る部分が極めてシリアスなのが印象的。人類を脅かす界獣。そこに対抗できるのは週末の魔女のみ。しかし、彼女らは兵器であり、人とはみなされない。そして、その中で行われる人体実験……。逃亡してきた妹・紅葉。彼女を追う姉たちも、他の妹を人質に取られて……。胸糞の悪い人間側の指揮官との戦いなど、エロなしでも十分に楽しめた。2018/01/17
nawade
9
★★★☆☆第5回集英社ライトノベル新人賞特別賞受賞作。界獣への唯一の対抗手段である魔女、魔女への魔力供給方法は肉体的接触というエロティックアクション。口絵の肌色率の高さから、エロ重視であることを予想していたが、内容はめっちゃシリアスでハードだった。とはいえ、DX文庫史上最大のエロスをうたっているだけに数自体はそれほど多くないが1つ1つの描写はなかなか濃厚。特に気を失った昴に医療行為だからとめちゃくちゃ恥ずかしながらも興味津々に七星家相伝の秘技を駆使する紅葉が可愛かった。魔族の女は本当にたくましいのである。2017/11/23
真白優樹
7
―――こんなくそったれな世界で、だけどそれでも君と。某講談社ラノベのあの作品とも繋がるこの物語、何故こんなにもエロが抉るように突き刺さるのか。それはその行為が暗い世界での寄る辺のように愛に根差しており、根差さなければいけない程に世界が暗く、彼等に対して厳しいからなのだろう。嵐の大海の中で揺れる舟のように、確かな絆を結ぶ彼等兄妹。その絆は、この世界を守れる絆となるか。別の世界のような結末はこの世界に訪れるのか。未来への分岐点は確かに迫るであろう中、彼等の齎す未来とは。 期待を込めて次巻も須らく期待である。2017/11/28
リク@ぼっち党員
4
清々しいほどド直球なエロティックアクション。先日完結した妹が魔王なあの作品に負けず劣らずの、エロ方向へのアクセル全開っぷりだった。照れながらお兄ちゃんを求める紅葉は可愛くてエロかったが、それはどう考えても医療行為ではない。エロ以外はかなりダークな世界観な上に敵のゲスさが止まることを知らず、魔女の境遇に容赦なかった。そんな世界で誰にも人間扱いされない妹を守るために昴が戦うのは熱かった。残りの妹たちも気になる。2017/11/26