ざ・ちぇんじ!〈後編〉

ざ・ちぇんじ!〈後編〉

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784086090384
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女なのに男として帝に仕えるという秘密に、綺羅は日ごと悩んでいた。さらに弟までが女として宮中入りするとは…。しかも、女の身でありながら結婚してしまった綺羅だったが、できないはずの妻の三の姫に赤ん坊ができてしまったなんて、バカな。相手はプレイボーイの宰相中将、浮気のつもりだったのだ。その中将に、今度は綺羅が迫られた。なんと男のはずの綺羅に…。バレたのでは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

assam2005

22
この時代において男として生きることと、女として生きることは全く別物。性別を逆転して生きることの足枷は想像以上に重い。いつの間にか性別通りの生き方を望む姉弟は、この時代だからこそという気がする。それぞれが選んだ未来の為に、協力者と共に奮闘する姉弟。いろんな周りの誤解を上手く利用し、自分たちだけではなく、周りの人達も幸せになれるように、自らの運命を作り上げていく様子は面白かった。これって原作通りなんだろうか?(原作未読な私。)「帝が騙されっぱなしでかわいそう」問題については…知らない方が幸せなこともあるよね。2021/07/04

こっぺ

20
大人になると思うところも違うなぁ~(多分)。綺羅に振り回される三の姫と宰相中将が可哀そうで可哀そうで・・・。いろはと御ややの話では懐かしくて、かわゆくて涙が出たけど。このラストはすごく好き。いくら帝が間抜けに見えたって、女東宮の演技がクサくったって、すごいハッピーエンドだ。姉綺羅なら女御として立派に渡りあるくだろうし、何より(間抜けの)主上のご寵愛がある。まぁ、姉綺羅なら魚とっても立派に暮らしていくんだろうけどね。【図】2010/09/08

しゅわ

6
【図書館】勝手に氷室さん再読祭り!の番外編。あとがきをお目当てに、愛蔵版を借りてきてみました。男女逆転!?の生活をしている綺羅君と綺羅姫、いろいろ問題が噴出して、そしておさまるところへおさまるまでのお話です。怒涛の展開だけど、最後はホッとできてイイですよね。帝の勘違いっぷりが、かわいらしいというか…憎めないというか…けっこう好きだった私は、あとがきに「帝が騙されっぱなしなのは、後味がわるい。かわいそう」という感想が一番多かったと書いてあってビックリしました。2013/02/27

hikarunoir

5
原典より読みづらく興味も湧かなかったが、彼女が十代の多感な時期に読んだ事実を縁に読み終える。他に楽しみがないからか性のハードルが低いのをどう受け止めたのだろう。2018/03/18

林檎依存症

5
まだ幼い姫と結婚した綺羅君(姉)は、性別を偽っている罪悪感もあり、幼妻の元へ足しげく通う。綺羅君に好意をもっている帝は嫉妬し、意趣返しに綺羅姫(弟)を入内させるように命じる。一方、綺羅君のライバル・宰相中将までもが彼女に恋心を持ち――。後編は綺羅姫(弟)の方が主役っぽい感じ。綺羅君(姉)は一応、男として振る舞ってるのに、モテ過ぎ…!男の人達も、自分は同性愛者なのかと悩んでて、彼女はホント罪作り(笑)でも後編に入ってから、突然容赦なくドロドロになってびっくり!えげつない…>< 結末はあれで良かったのかな…?2012/07/21

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