内容説明
さよならなんて、こわくない!終わった恋に別れを告げられず、苦しむ女の子たち。さあ、勇気をだして、「グッバイ」を。サヨナラの5楽章。
目次
さよならの贈り物
さよならを言わせて
背中でさよなら
さよならの向こう側
やっと言える、さよならが言える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こちゃら。
17
唯川恵はすべて読んでいますが、この本は私が唯川恵を読み始める事となった原点です。私が所持するのは1989年の初版です。20代のOLたちの等身大の物語がちりばめられています。今読むと、くすぐったくて、じれったくて笑ってしまうような描写も多々あるけれど、この本を初めて手に取った時の自分自身を、今も思い出す事ができる本です。あの頃の私も、今の私から見たら、じれったくて笑ってしまうな~とかね。そんな一冊です。傷ついても恋をしたくなる一冊。2014/04/13
星落秋風五丈原
15
まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。—約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの—終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。 1995/07/08