出版社内容情報
貴公子の護衛は前途多難!?
右近少将の邸が何者かの放火で焼け落ちた。命の危険を感じ避難する少将の護衛として道冬たちの同道が決まったが、苛烈な鬼の襲撃に、道冬の秘された力が発動し――!?
内容説明
右近少将の邸が不審火で焼け落ちた。鬼たちが利用した少将を亡き者にし、捜査の手がかりを絶とうとしていると知った道冬たちは、宇治の別邸へと避難する少将に護衛として同道することに。また、理性を失った兄・吉平に、もう一人の得業生・康史と二人がかりで完敗した吉昌も、負傷をおして道冬を追いかけ宇治へ。しかし復讐心に燃えた鬼の襲撃は苛烈で―道冬の秘された力が解放される!?―。
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年7月25日生まれ。ノベル大賞の最終候補に残ったのがきっかけで、1991年スーパーファンタジー文庫より『闇に歌えば』でデビュー。現在、コバルト文庫で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
27
私のポイントは吉平の豹変ぶりなんだけど、畳のオフィーリアには負けましたね(笑)。そしてある秘密を知ってしまった吉昌、どうする~。2012/10/14
真理そら
17
第七巻。行近が吉昌に自分の素性をカミングアウト。道冬の漆黒の涙の意味は?蘆屋道満がこのシリーズの中では他でのイメージと少し違うので今後の展開が楽しみ。それにしても畳は可愛い。2018/05/05
ネムコ
15
わー、止まらない! というわけで7巻目。前作も内裏で大立ち回りをしましたが、今回も右近少将さまの宇治の別邸で、見えない鬼と対決。トノサマがカッコイイな(笑)2014/05/04
cherry☆
14
シリーズ第7巻。薫香をめぐる一連の話の締めくくりとなった巻であるはずなのだけれども、それよりも周りの日常生活があまりにも面白おかしい。吉平の天然ゆえの吉昌攻撃がすごい‼それに畳のオフィーリア。今にか畳を主役とした畳の恋物語にとって変わるのではないか……。畳のこれからが気になる。最後の方でやっと出てきた鬼がらみの展開だけど、道冬の漆黒の涙ってなんだろう。道冬でも知らない秘密が今後少しずつ明らかになってくるのは楽しみ。2017/02/02
Hugo Grove
12
再読。畳がちょっとうざい2017/07/05